第8章 地下の攻防
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一頻り話した後、更に進もうと歩き出した時。
ふと、ゴーレムの残骸に目を止めたアーレンは、少し前から感じていた、ある事柄を思い出した。
それは、このシャムシッドの遺跡に来てから強くなっている。
「どうしたんですか?アーレンさん」
立ち止まったアーレンに気づき、アルフォンスは声を掛ける。
アームストロングも、こちらを振り返った。
「いや・・気になってたんだがーー」
「何がですか?」
云い澱むアーレンを促す。が、彼自身も疑惑に戸惑いを感じていた。
「・・・同じ匂いがするんだよ」
「同じ匂い?」
「何と、何が?」
「コイツらとーー」
ゴーレムの跡を指差す。
「あのーーマリーゴールドって娘だ」
『それは、真ですか?マスタング大佐! 』
マスタングの説明に、テントの中は一気に重く沈んだ空気になった。
『 断定は出来ないがーー当たらずとも遠からずだろう 』
『そんなーー 』
ホークアイは、言葉を失った。
ヒューズが調査し、マスタングがそう推測したのなら、おそらくそれが真実なのだろう。
『 アーレン・グロースターの話では、錬成されたゴーレムは長くても1、2年で土に戻るそうだ 』
『 じゃあ、マリィはーー 』
その先を、誰も口にすることが出来なかった。ブレダたちもショックを隠せない。
ハボックは、エドワードを思い出していた。
ボードワンを出る時に見た、彼の真剣な顔ーーー
大人びてみえるが、まだ子供だ。この事実に、彼は耐えられるだろうか。
『 それでも、我々はジャック・クロウリーを倒さねばならない 』
真っ直ぐに前を見据えて、ロイ・マスタングは云った。
「アーレンさん・・・それってどういうーーー」
「アルフォンス・エルリック、とにかく、大佐たちと合流しよう。先へ進むぞ」
心の中の動揺を隠すように、アームストロングは踵を返した。
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