第7章 レビスの塔
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遺跡の中央に聳え立つ、台形の塔を見て、アルフォンスは呟く。
「これが、レビスの塔・・」
階段を上り、塔へせり出す5m四方の狭い場所に、エドワードたちは立った。
塔は、20mほどの高さがあるが、地下へも延びている。
塔の廻りにぐるりと掘られている堀が、ぽっかりと暗闇を開け、塔を飲み込んでいた。かなり深そうだ。
「この中に、クロウリーがいるんだな」
「おそらくな・・」
アーレンは、左手で帽子をかぶり直しながら答えた。帽子はかなり年期が入っている。
「街のゴーレムどもは現れていない。今の内に塔に入り、クロウリーを倒すぞ」
夕べアーレンと協議した結果、ゴーレムを製造しているジャック・クロウリーを倒す以外、この事態を収拾出来ないとマスタングは判断した。
「しかし大佐。どのようにして、塔へ入ればよいのでしょうか」
「ーーう~む、そういえば、塔へ渡る橋もありませんな」
「そもそも、入り口らしい場所が、どこにもありませんよ」
先頭に立っていたアルフォンスが、身体ごと振り返る。
塔には堀を渡る橋もなければ、内部へ入れそうな様子もない。
「そんなバカなことあるか。だったら、レビス王はどうやって塔の中へ入ったんだよ」
「おい小僧。エルマから渡された指輪を出してみろ」
「え?これか?」
アーレンに言われ、エドワードはコートのポケットから、錬成陣の描かれた赤い石のついた指輪を取り出した。
「その指輪は王族の証だ。証がなければ、王家の建物には入れない」
「じゃあ、これが塔に入るカギなんですね」
アーレンは頷いた。
「そっか・・この指輪は、そんな意味があったのかーー」
「そこに、錬成陣があるだろう?指輪をはめて、その中で錬金術を使ってみな」
言われてみれば、先端には錬成陣が彫られている。多少すり減ってはいるが、大丈夫だろう。
「わかった」
エドワードは、両手を合わせた後、地面に手を着き錬金術を発動した。
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