第7章 レビスの塔
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「私だーーヒューズか。あぁ・・大丈夫だ」
エドワードたちが部屋から出たことを確認し、マスタングはけたたましく鳴る電話の受話器を取り上げた。
「ロイ、頼まれてた事、調べたぜ」
ロイ・マスタングの親友でもあるマース・ヒューズは、
そんな情報収集に優れている彼に、マスタングはある調査を依頼していた。
彼からの電話は、その調査結果を報告するものだった。
『まず、カールフェルトにあったモンテフォルト家の屋敷は、2年程前に売り払われている。農場もだ。現在は、別の経営者が住んでいる。
で、ルイーニ氏は屋敷を売り払った後、ボンクールって村に引っ越すと言っていたそうだ』
「屋敷の使用人たちも一緒にか?」
『それが、妙なんだ』
「妙とは?」
『屋敷を買い取った人物によると、家にはルイーニしかいなかったと言うんだ。使用人は全て暇を出したと言ったそうだ。
だから、仕方なく自分で雇った。残してくれればいいのにって、ボヤいてだぜ』
「ずいぶんいたが・・全てに暇かーー」
『で、こっからが本題だ。引っ越し先のボンクールに行ってきたんだがーーー
ルイーニは、確かにその村に娘を連れて越して来ている。必要最低限の荷物と一緒にな。
村はずれにある、アニス・グリーンという娘の家に住んでいた。その娘の両親はすでに他界している』
「どこが妙なんだ?屋敷の明け渡しの時、マリィの姿が見えなかっただけじゃないのか?」
『まあそう急ぐなよ。暫くは3人で生活していたんだが、2ヶ月くらい前からアニスの姿が見えなくなったそうだ。
村の者が訊ねると、ルイーニが費用を出して中央へ錬金術の勉強をしに行ったと答えた。
その後、ルイーニは急死。娘のマリーゴールドは、人を捜しに行くと言い残して村を出た』
「そのアニスという娘は、セントラルにいるのか?」
『それが、いないんだよ』
「いない?」
『中央の名のある術師を片っ端からあたったんだが、それらしい娘が見当たらないんだ。そのかわりといっちゃなんだが、面白い人物を見つけたぜ』
「ーー誰だ?」
『 マリィの主治医だ』
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