第1章 リオール
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欺瞞1
コーネロが神殿に姿を消すと、信者たちも広場から立ち去りはじめた。
「マリィ、『奇跡の業』にきょーー」
「お2人とも!ご覧になりまりたか!?」
いつの間に来たのか、嬉嬉とした顔で、ロゼはエドワードたちを見渡す。
「どうです!まさに『奇跡の業』でしょう!コーネロ様は、太陽神の御子です!!」
「イヤ、ありゃーどう見ても、錬金術だよ。コーネロってのは、とんだペテン野郎だ」
エドワードが『奇跡の業』を否定すると、ロゼはムッとする。
「でも、法則無視しちゃってるんだよね」
アルフォンスが、いま一度、疑問を口にした。
「それだよな・・あのオッサンが、そんな錬成しちまってるってことはーー」
「だから、錬金術なんかじゃないんです!どうして『奇跡の業』を信じてくれないんですか、お2人とも!」
2人の態度に、ロゼは声を荒げた。
だが、彼らは全く動じない。
それどころか、互いが出した結論に、顔を見合わせてニヤリと笑う。
「兄さん、ひょっとして」
「あぁ、ひょっとすると、ビンゴだぜ!」
その様子に、ロゼは困惑する。
「あの?」
「おねーさぁん!ボク、この宗教に興味持っちゃったなあ♪ぜひ、教主様とお話ししたいんだけど。案内してくれるぅ?」
ロゼは、豹変したエドワードを怪しむどころか
「まあ!やっと信じてくれたんですね!もちろん!ご案内致します!」
ふたつ返事で了承した。
「あの、私も連れて行って下さい」
3人のやり取りを黙って見ていたマリーゴールドが、口を開いた。
「え?」
エドワードとアルフォンスは、驚いてマリーゴールドを見る。
「お2人のお友達ですか?もちろん、歓迎致します!」
ロゼは、3人の思惑も知らずに、純粋に喜んでいた。
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コーネロが神殿に姿を消すと、信者たちも広場から立ち去りはじめた。
「マリィ、『奇跡の業』にきょーー」
「お2人とも!ご覧になりまりたか!?」
いつの間に来たのか、嬉嬉とした顔で、ロゼはエドワードたちを見渡す。
「どうです!まさに『奇跡の業』でしょう!コーネロ様は、太陽神の御子です!!」
「イヤ、ありゃーどう見ても、錬金術だよ。コーネロってのは、とんだペテン野郎だ」
エドワードが『奇跡の業』を否定すると、ロゼはムッとする。
「でも、法則無視しちゃってるんだよね」
アルフォンスが、いま一度、疑問を口にした。
「それだよな・・あのオッサンが、そんな錬成しちまってるってことはーー」
「だから、錬金術なんかじゃないんです!どうして『奇跡の業』を信じてくれないんですか、お2人とも!」
2人の態度に、ロゼは声を荒げた。
だが、彼らは全く動じない。
それどころか、互いが出した結論に、顔を見合わせてニヤリと笑う。
「兄さん、ひょっとして」
「あぁ、ひょっとすると、ビンゴだぜ!」
その様子に、ロゼは困惑する。
「あの?」
「おねーさぁん!ボク、この宗教に興味持っちゃったなあ♪ぜひ、教主様とお話ししたいんだけど。案内してくれるぅ?」
ロゼは、豹変したエドワードを怪しむどころか
「まあ!やっと信じてくれたんですね!もちろん!ご案内致します!」
ふたつ返事で了承した。
「あの、私も連れて行って下さい」
3人のやり取りを黙って見ていたマリーゴールドが、口を開いた。
「え?」
エドワードとアルフォンスは、驚いてマリーゴールドを見る。
「お2人のお友達ですか?もちろん、歓迎致します!」
ロゼは、3人の思惑も知らずに、純粋に喜んでいた。
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