第7章 レビスの塔
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ゴーレムを一掃出来たのは、太陽が砂漠の向こうに隠れるころだった。マスタングは遺跡を離れ、近くの小高い丘の途中の平地で、野営の指示を出す。
夕暮れの中、兵士たちがテントや食事の準備をしている間に、マスタングはアーレンを呼び寄せた。
「お呼び立てして申し訳ありません、グロースターさん」
「いや、別にかまわん。おたくの若い軍人さんには、何度も助けてもらったしな」
アーレンは、薄ら笑いを浮かべる国軍大佐を探るように見る。
遺跡の発掘作業に、人生の大半を費やし世事には疎いアーレンでも、目の前の男が並々ならぬ力の持ち主だということは、神殿広場で見せられた戦いぶりで容易にわかった。
と同時に、かなり胡散臭い人物ということも。
アーレンの考えを見透かしたように、マスタングは笑みを浮かべたまま目の前の椅子を進めた。
「今、部下のホークアイ中尉から粗方の報告を受けました。それで、2、3お聞きしたいことがーー」
「ハボック少尉、ブレダ少尉」
「お手伝いします」
エドワードとアルフォンスは、テントを張っているハボックとブレダに声をかけた。
ハボックは、指令部に到着してすぐに蜻蛉返りだったのだろう。焼け焦げた軍服のままだった。
「お、助かるよ」
「ハボック少尉、ケガは大丈夫ですか?」
アルフォンスが気遣うと、ハボックは苦笑いをする。
「あぁ、かすり傷だからな。大したことないよ」
「ケガ人をこき使って、相変わらず鬼だな、大佐のやつ」
「ハハハ、仕方ないさ。それだけ、事態は急を要しているってことさ」
テントを設置終わると、ブレダは掌で砂を叩き落とし、ハボックはタバコに火をつけて一服し始める。
「アル、マリィは?」
「炊事班の手伝いにいってます」
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