第6章 古の都
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「兄さん!」
「ちっ、いつの間に!」
ゴーレムは、うなり声を上げながら距離を詰めてくる。# マリーゴールド #はハンマーを構える。
「じーさん!!」
地面に両手を着いて、エドワードは槍を錬成した。それを、丸腰のアーレンに投げる。
「おう!!」
受け取ったアーレンも、槍を手に、ゴーレムと対峙した。
群れて近づいてくるゴーレムに、エドワードは飛び蹴りを喰らわせ、地面を隆起させ跳ね飛ばす。
「てぃーー!!」
振り回す腕を肘で止め、殴り飛ばした後アルフォンスは体当たりで数体蹴散らした。
「アーレンさん!」
「まかしとけ!」
マリーゴールドとアーレンは、背中合わせになって互いにカバーしあう。
ドンドンドンーーーッ!!!!
「このっ!!」
ホークアイの銃弾が、ゴーレムを確実に仕留めていく。が、弾はすぐになくなり、何度も弾倉を取り替える。
すべて撃ち尽くしたホークアイは、念のため装備していたタガーを抜いた。
「チクショウ、数が多すぎるぜ」
何体蹴り飛ばしたかわからないエドワードは、うんざりした顔で言った。
所詮は多勢に無勢。健闘するも5人は次第に追い込まれ、囲まれていった。
アルフォンスや玄人のホークアイはもとより、アーレンやマリーゴールドも善戦している。
しかし、何の痛みも感じないゴーレムは、身体が崩れるまで向かってくる。
次々と涌いてくる黒い塊に、鍛練しているホークアイでさえ疲労が色濃く出はじめた。
戦うことに慣れていないアーレンや マリーゴールドは、すでに限界に近い。
2人は、息も絶えだえに、やっと武器を持っている状態だ。
その時ーーー
地面が鋭い棘となってせりだし、ゴーレムを跳ね飛ばした。
「どうした、エドワード・エルリック。このような、数に頼るのみの無策な敵に遅れをとるとは」
その声に振り返ると、目の前のゴーレムがエドワードに向かって喋っていた。
喋り終わったゴーレムの身体が、前のめり倒れる。背中には、深々と突起が刺さっていた。
ゴーレムの後方には、アームストロングがポージングして立っていた。
「少佐!!」
マリーゴールドが、黄色い声を上げた。エドワードがイヤな顔をする。
「怪しき異形の者たちよ、我がアームストロング家に伝わる、芸術的格闘錬金術、とくと味あわせてやろうぞ」
アームストロングに気をとられていると、背後で爆発が起こった。
「フン、少しやり過ぎたか。手加減しながら戦うというのは、全力より骨が折れるな」
錬成陣の描かれた白い手袋を直しながら、ロイ・マスタングが歩いてくる。
歩きながらも軽快に指を鳴らし、火花を飛ばし、ゴーレムを焼き付くす。
「大佐」
「すまなかった、中尉。少々到着が遅くなってしまった」
まるで、デートの待ち合わせに遅れたかように、マスタングは敬礼するリザ・ホークアイに声をかけた。
2人のハデな登場で出番を失ったエドワードは額を押さえた。
そうしている間にも、アームストロングは錬成陣の彫りこんだ手っ甲を地面につけ、ゴーレムを倒していく。
「まったく、どいつもこいつも・・・もう少し静かに出てこれねえのかよ」
「やあ、君も無事か、鋼の。マリィに怪我はないようだな」
いま気付いたと言わんばかりに、エドワードにも声をかけた。それが、よけいに癪に障る。
「あたりめーだろ」
「しかし、危ないところだったな。これで君には、借りがひとつ出来たな」
しれっと言うマスタングに、エドワードはムッとした顔で仁王立ちする。
その後ろで、倒した筈のゴーレムが数体、ユラユラと立ち上がる。
「何が借りだ。だいたい大佐ーー」
「エド!!」
「うわぁーー!!」
マリーゴールド が叫んだ刹那、エドワードのすぐ後ろで火の手が上がる。
頭を押さえてうずくまると、上からゴーレムが降ってきて彼の上に積みあがった。
「これで、借りが2つだ。それに、私は君の援護なんかに、来たつもりはないぞ」
「ぁあ?」
ゴーレムの身体の下から這い出すと、いぶかし気にマスタングを見上げる。
「ご苦労だったな。あとは、我々にまかせたまえ」
「うぉーーーっ!!!」
マスタングが合図をすると、多数の兵士が広場に雪崩れ込んで来た。
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