第6章 古の都
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「あの女の人!」
通りの先に立ち尽くす女に、マリーゴールドが声を上げた。
「行くぞ!!」
「待ってよ、兄さん!!」
エドワードとアルフォンスが走り出すと、マリーゴールドも後に続こうとする。
「マリィちゃん、どうしたの!?」
3人の言動に困惑するホークアイは、マリーゴールドを呼び止めた。
「リゼンブールの洞窟にいた、女の人がーー」
「えっ!?」
「あれはーー!!!」
ホークアイが驚くと同時に、アーレンの目にも、女の姿が映った。
通りの先に、錬成陣の描かれた高さ50cm程の円形の台座があり、女は円の中心に佇んでいる。エドワードは、厳しい眼差しで台座の前に立った。
「もう、偶然とは言えねえな。アンタ・・いったい何者なんだ?俺たちに、何の用がある?」
「あの人が・・・塔に・・・レビスの、塔に・・・・・」
消え入りそうな声で途切れ途切れ言うと、真後ろに聳え立つ、塔を振り仰いだ。
「レビスの塔?」
「あの塔のこと?それに、あの人ってーー」
女に習い、アルフォンスも塔を見上げる。
「あの人・・・ひょっとして、クロウリーのことか?」
エドワードの言葉に、女はうなだれる。
「お願い、あの人をーー」
うなだれた白い肩が震えると、青白い光りを放ちながら、錬成陣が発動する。
光りに包まれた女は、エドワードたちの前で煙(けむ)のように掻き消えた。
「消えた・・」
「どうなってんだ・・・」
「エルマ、今のは、エルマなのか?」
追いついたアーレンが、興奮した声を出す。
「どうしたんだ、じーさん」
「エルマだな。クロウリーも、いるんだな?エルマ!!クロウリー!!」
「あっ、ちょっと、待ちなさい!!」
ホークアイの制止も聞かず、アーレンは叫びながら台座に足を踏み入れた。
アーレンが中心に立った時、また錬成陣が発動する。
「リザさん!!」
後を追ったホークアイともども、青白い光りに包まれた。
「あの2人まで・・消えちゃった・・・」
「どうなってるの?」
茫然としているアルフォンスとマリーゴールドをそのままに、エドワードは台座に近づいた。。
「どうやら、この錬成陣が、何かの仕掛けみたいだな。それで、みんな消えたんだ。
古代文字で書かれた構築式か・・・けど、基本的には、俺たちのと変わらないはずだよな。」
しゃがんで構築式を調べるエドワードを、心配そうにマリーゴールドは見守った。
「えっと・・・うん。この構築式なら、とりあえず身体に害はない――と思う」
立ち上がったエドワードに、アルフォンスは問いかける。
「ーー入って・・見る?」
「それしかねえだろ。マリィ」
振り向くと、不安を浮かべながら、マリーゴールドも頷く。
「行くぞ」
3人は台座に足を乗せた。
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