第6章 古の都
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
街は、高い塀で覆われていた。
塀の外からは街並みは見えなかったが、中心に聳え立つ塔だけはよく見えた。
アーレンは、塀に沿って東に向かう。しばらく進むと門が見え、一行はそこからへ中へと入った。
「ここが、古代レビス文明の王都、シャムシッド・・・」
マリーゴールドが、街を見渡して呟いた。
隣りに並んだエドワードは、腕を組んでアーレンを見る。
「じーさん、どこが“大昔に滅んだ街”ーーだって?」
「そんな、まさか・・・こんなはずがーー」
アーレンは、街の様子に驚愕した。
朽ちていた筈の街並みは、綺麗に修復されており、通りには、人が溢れていた。
聞かされていた事とあまりに違う為、ホークアイも疑問を投げかける。
「本当に、この街がシャムシッドなんですか?」
「それは間違いない。あれが、その確かな証拠なんだ」
そう言ってアーレンが指差す先には、塀の外からも見えていた塔があった。
その塔は、レビスの塔と呼ばれている。
「だから俺はーー驚いているんだ・・・」
「ーーま、じーさんが知らない間に、遺跡に人が集まって、また街が出来た。な~んてことも、有り得るだろ」
「確かに、街が再興することはあるかもしれん。だが、あの“塔”までーー」
「街のことは不思議ですが、今は、ジャック・クロウリーがこの街にいるのか、調べる方が先決です」
ホークアイの進言に、アーレンはまだ納得出来ない様子だ。
すると、痺れを切らしたエドワードが、ホークアイを一瞥する。
「だな。とりあえず、クロウリーのことを、聞いてみようぜ」
家の壁にもたれて、ぼんやりしている男に近づくと
「ちょっと聞きたいんだけど、この街に、クロウリーって目つきの悪いヤロウが―――って、おい、ちょっと待てよ!」
話しかけるエドワードに、男は黙って立ち去る。
「・・ほおぉ、この俺さまをシカトするたぁ、いい度胸だ」
ムキになって声をかけまくるが、反応は一緒だった。
それを見ていたアルフォンスが、怒り心頭の兄を止めた。
「ちょっと待って、兄さん。今の、無視したって感じじゃないよ」
「なんだか、言葉が通じてないみたい。レビス語とかあるんでしょうか?」
問い掛けるマリーゴールドに、ホークアイはアーレンに助言を求める。
「アーレンさん、通訳をーー」
お願いできますか?そう続けようとしたホークアイの言葉を、アルフォンスが遮った。
「ーーあれ?兄さん、マリィ、あそこ!!」
.
