第5章 ボードワン
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「マリィ、どうしたんだ、こんなところに」
「・・・わからない・・気がついたら、ここに・・」
起きていたアルフォンスが気づかなかったということは、気づかれないように出て行ったのではないか。
しかし、マリーゴールドは困惑した視線を泳がせる。
「この錬成陣・・・知ってるのか?」
「えっ?し、知らないよ!やだ・・なんでそんなこと言うの?」
泣きそうな顔を見て、すぐに追いつめるような質問をしてしまったことに、臍を噛む。
それでも、訊かずにはいられなかった。
この錬成陣に立つ彼女の後ろ姿が、あまりに自然だったから。
「いや・・ごめん。そんな気がしただけだ。戻ろう、アルと中尉が心配してる」
「・・・うん」
左手を差し出すと、マリーゴールドは躊躇いがちにその手を握る。
「エド・・」
「ん?」
繋いだ指先から、俯いた彼女の緊張が、微かな震えと共にエドワードに伝わる。
「あの人ーージャック・クロウリーって人・・家に何度も来てた・・・」
「思い出したのか?」
「うん。旅に出て・・エドとアルに会ってから、夢をみるようになったの。昔のーー夢」
「じゃあ、クロウリーに間違いないんだな」
マリーゴールドはいま一度頷く。
赤い石と、ゴーレム
命を錬成できるクロウリー
彼を必要とする、マリーゴールド
その3つの繋がりが、レビスの遺跡で解る。
そう確信めいたものを感じた。
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