第1章 リオール
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奇跡の業 6
「私は、マリーゴールド・モンテフォルト。マリィって呼んで」
碧の瞳が、艶やかに微笑んだ。
マリーゴールドが首を傾げると、長いストロベリー・ブロンドに、光の波がおきる。
その美しい髪と彼女の笑みに、2人は魅とれた。
「あ、ボクはーー」
我に帰ったアルフォンスが名乗ろうとしたその時、大歓声が湧き上がる。
どうやら、コーネロが姿を現したらしい。
「あ!出て来ちゃった!ねえ、鎧の人、お願いがあるの。私を、肩車してくれない?」
「ええっ!?」
「見えないのよ!早く!!」
鎧の腕を引っ張り、アルフォンスを急す。
「で、でも、君、ミニスーー」
マリーゴールドは、茶色っぽいオレンジ色のショートジャケットに、同じ色のミニスカートをはいていた。
白いニーソックスを履いているが、肩車などしたら下着が見えてしまうかもしれない。
アルフォンスが躊躇っていると
「じれったいなあ、もう!!」
「うわっ!」
力一杯腕を引かれ、アルフォンスはよろけて両手を地面に着いた。
「よっと!」
その隙に、彼女はアルフォンスの背中から、肩に跨る。
スカートの裾が更に上がり、下着が見えそうになった。
「お、おい!」
呆気に取られていたエドワードは、慌ててマリーゴールドを降ろそうと、彼女の手を掴む。
「この地上に生ける、神の子らよ」
コーネロの声が聞こえ始める。
「あっ!『奇跡の業』が始まっちゃう!立って立って!」
「えええっ!?」
アルフォンスは言われるままに立ち上り、向きを変えた。
コーネロの前に置かれた台には、小鳥の死骸が横たわっていた。
「祈り信じよ。されば、救われん」
そう言うと、コーネロは小鳥の死骸に、自身の左手を翳した。
すると、赤い光が小鳥を覆う。
やがて光が消えると、死んでいた筈の小鳥が、起き上がった。
信者たちから、歓声が起こる。
その歓声の中、小鳥は空へ羽ばたいていった。
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「私は、マリーゴールド・モンテフォルト。マリィって呼んで」
碧の瞳が、艶やかに微笑んだ。
マリーゴールドが首を傾げると、長いストロベリー・ブロンドに、光の波がおきる。
その美しい髪と彼女の笑みに、2人は魅とれた。
「あ、ボクはーー」
我に帰ったアルフォンスが名乗ろうとしたその時、大歓声が湧き上がる。
どうやら、コーネロが姿を現したらしい。
「あ!出て来ちゃった!ねえ、鎧の人、お願いがあるの。私を、肩車してくれない?」
「ええっ!?」
「見えないのよ!早く!!」
鎧の腕を引っ張り、アルフォンスを急す。
「で、でも、君、ミニスーー」
マリーゴールドは、茶色っぽいオレンジ色のショートジャケットに、同じ色のミニスカートをはいていた。
白いニーソックスを履いているが、肩車などしたら下着が見えてしまうかもしれない。
アルフォンスが躊躇っていると
「じれったいなあ、もう!!」
「うわっ!」
力一杯腕を引かれ、アルフォンスはよろけて両手を地面に着いた。
「よっと!」
その隙に、彼女はアルフォンスの背中から、肩に跨る。
スカートの裾が更に上がり、下着が見えそうになった。
「お、おい!」
呆気に取られていたエドワードは、慌ててマリーゴールドを降ろそうと、彼女の手を掴む。
「この地上に生ける、神の子らよ」
コーネロの声が聞こえ始める。
「あっ!『奇跡の業』が始まっちゃう!立って立って!」
「えええっ!?」
アルフォンスは言われるままに立ち上り、向きを変えた。
コーネロの前に置かれた台には、小鳥の死骸が横たわっていた。
「祈り信じよ。されば、救われん」
そう言うと、コーネロは小鳥の死骸に、自身の左手を翳した。
すると、赤い光が小鳥を覆う。
やがて光が消えると、死んでいた筈の小鳥が、起き上がった。
信者たちから、歓声が起こる。
その歓声の中、小鳥は空へ羽ばたいていった。
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