第5章 ボードワン
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「お前らの言っている“怪物”ってのは、レビス文明の秘儀が生み出した“ゴーレム”っていう動く人形なんだよ」
「ゴーレム・・」
「あぁ。命を吹き込まれた泥の人形。それがゴーレムの正体だ」
「命を吹き込むって、そんなこと出来るはずが!!」
驚愕するアルフォンスに、アーレンは冷静に答える。
「それが出来るんだ。ま、秘儀っていうのは要するに、今で言う錬金術のことだがな。お前らも錬金術師ならーー」
「錬金術!?兄さん!」
「あぁ・・そうか、わかってきたぞ・・・
その古代のゴーレムってのを、今でも造ってる大バカ野郎が、さっきのヤツってことだな、じーさん」
「フン、物分りの早い小僧だな」
アーレンは鼻を鳴らした。
「そうだ、その通りだ。ヤツのことが知りたいと言ったな。
あの男の名は、ジャック・クロウリー」
「ジャック・クロウリー・・・」
探していた人物の名を、マリーゴールドは復唱した。
「50年程前、俺と一緒にレビス文明を研究していた。
俺の・・・親友だった錬金術師だ」
「親友って・・50年前って・・さっきの人はーー」
どう見ても、20代後半の青年としか思えない。
一方アーレンは、どう見ても初老の外見だ。
「そうだな、年をとってねえ。ヤツの姿は、50年前と変わらなかった。一体何故だ?」
「よく似た別人だったーーということは?」
「そーいや、あの男。グロースターさんのこと、知らない感じだったっけ」
手当てが済んだホークアイが、アーレンを見る。その意見に、ハボックも思い出したように言った。
それを聞いたマリーゴールドが
「でも、アーレンさんの名前には心当たりがあるようでした」
アーレン・グロースターと云う名とジャック・クロウリーと云う名の人物が、もう1人ずついるとは考えづらい。
「あいつのことは、俺がいちばん良く知っている。あれは、クロウリーに間違いない」
「間違いないのはいいとして、とても普通の人間には、見えねえけどな」
「・・・・・」
確かにーー50年前と変わらぬ姿といい、突然、土中から現れ、また忽然と消える。
どう考えても、人間の所業とは思えない。
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