第5章 ボードワン
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「あれ、ここがじーさんの家?」
案内されたのは、ついさっき探索した家だった。
書斎兼リビングで待っていると、アーレンは救急箱を持って来る。
それをホークアイに手渡すと、二つ並んだ机のひとつにもたれた。
ハボックはマリーゴールドに手伝ってもらい、軍服を脱ぐ。
思った通り、腕や背中が擦過傷や火傷だらけだった。が、いずれも軽度だ。
「いててっ――!」
時折痛みに悲鳴を上げるハボックを気にしながら、アーレンは机の上のパイプを取り上げる。
「俺は、こうみえても50年以上、考古学をやってるんだ」
マッチをつけると、2回に分けてボールにつまった煙草に火をつけた。
「あの、あんな怪物たちの研究も、考古学に含まれるんですか?」
「怪物?あぁ、“ゴーレム”のことか」
鎧姿のアルフォンスを、別段怪しむ風もなく、パイプを吸う。
包帯を巻く手を止め、マリーゴールドは顔を上げる。
「ゴーレム?」
「これを読んでみろ」
煙りをくゆらせながら、乱雑な机の引き出しを開け、手書きのレポートを取り出した。
レビス文明
5000年ほど昔に栄えた古代文明。
王都シャムシッドを中心に、その栄華は1000年以上続いた。
王族のみに伝授される「秘儀」により、“ゴーレム”の創造と、それによる急激な文明の発達が、レビス文明の大きな特徴である。
レビスの秘儀
“ゴーレム”をはじめ、巨大建築の建造、強大な軍備。大掛かりな治水や開墾などを可能にした。
レビス文明繁栄の最要因。
だが、皮肉にもこの秘儀の存在が、レビスの歴史に終止符を打つ直接の要因になった。
ゴーレム
レビス文明の秘儀により生み出された存在。
奴隷として使役する目的で造られていた。
主な材料は“土”
全身は鉛のように黒い。
ある程度の知能を持ち、人間の言葉も理解できたらしい。
用途に合わせ、様々な形状のゴーレムが造られた。
だが、そのいずれも寿命は短く、2,3年で土に還る。
レビスの指輪
王家に代々受け継がれてきた、王の証となる指輪。
特有の模様と古代文字で装飾されている。
当時の最新技術と秘儀によってつくられ、宮殿の出入りのさい鍵としての役割を果たした。
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