第5章 ボードワン
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【死の村】
イーストシティーに戻ったエドワードたちは、真っ先に司令部に向い、マスタングにリゼンブールで遭遇した奇妙な男のことを報告する。
マリーゴールドはソファーに座り、その様子を見守っていた。
「その人も、両手を合わせただけで錬金術が使えるんです。兄さんみたいに」
「・・・」
アルフォンスは、恋人同士のように寄り添う怪物と錬金術師の姿を思い浮かべる。
いいように翻弄されたエドワードは、悔しげだ。
「謎の怪物に謎の錬成陣に謎の錬金術師か・・まったく、謎だらけで嫌になるな」
忌々しげにマスタングは言った。あまり感情を表さない彼が、露骨に嫌悪感を顔に出す。
それは、無意識に2人に信頼を寄せているからかもしれない。
「だが、その男が黒幕なのは間違いない。気がかりなのは・・その男と、赤い石との関係か」
「怪物を倒したら、赤い石のかけらが出てきた。ハッキリとはわかんねえけど・・何かに、赤い石の力を使っているのは、間違いないと思うんだ」
マスタングが、その何かとはーーと言いかけたところを、ドアをノックする音が遮った。
「大佐、よろしいでしょうか」
返事を待たずにドアが開くと、動揺を露わにしたホークアイが入って来た。
沈着冷静な彼女には珍しいーー
マスタングは、柔らかい口調で返事をした。
「ん?どうした」
「ボードワンの村を調査中のハボック少尉から、たった今、通信が入りました。村に、例の怪物が現れたようです」
「えっ!?」
「なんだと!?」
「少尉からの通信は、途中で切れました。その後、村とは一切の連絡がとれず、詳しい状況は不明です」
「状況は不明って・・」
青ざめた顔で、マリーゴールドは呟いた。
「大佐!!」
バンッと、白い手袋をはめた両手を机についた。
「ふむ・・何かが起きたことは確かだが、それだけで軍は動かせんな」
「そんな」
「助けにいかないんですか!?」
マスタングは険しい瞳をアルフォンスとマリーゴールドへ向ける。
「大げさに動くことは出来ないと言っているだけだ。勿論、放って置くつもりはない」
「わかりました。では、私がボードワンに向かいましょう」
「うむ。だが1人で行くのは危険だ。ブレダ少尉とファルマン准尉をーー」
「待ってくれ大佐!!それなら、俺たちを、中尉と一緒に行かせてくれ」
「なんだと?」
会話に割り込んできたエドワードの発言に、目を見張る。
「無茶を言わないで、エドワード君。どんな状況かわからないのに、危険すぎるわ」
「赤い石のことがわかるかもしれないんだ。いいだろ、大佐。行かせてくれよ!」
食い下がるエドワードに、しばし逡巡したが
「・・確かに、今日の件に錬金術師が絡んでいるのであれば、鋼を同行させるのもひとつの手だな」
「大佐!!」
咎めるホークアイを、漆黒が一瞥する。
「いいだろう。国家錬金術師として、中尉への調査の同行を許可しよう」
「よっしゃあっーー!!」
「ただしーーマリィ、君は残りなさい」
.
イーストシティーに戻ったエドワードたちは、真っ先に司令部に向い、マスタングにリゼンブールで遭遇した奇妙な男のことを報告する。
マリーゴールドはソファーに座り、その様子を見守っていた。
「その人も、両手を合わせただけで錬金術が使えるんです。兄さんみたいに」
「・・・」
アルフォンスは、恋人同士のように寄り添う怪物と錬金術師の姿を思い浮かべる。
いいように翻弄されたエドワードは、悔しげだ。
「謎の怪物に謎の錬成陣に謎の錬金術師か・・まったく、謎だらけで嫌になるな」
忌々しげにマスタングは言った。あまり感情を表さない彼が、露骨に嫌悪感を顔に出す。
それは、無意識に2人に信頼を寄せているからかもしれない。
「だが、その男が黒幕なのは間違いない。気がかりなのは・・その男と、赤い石との関係か」
「怪物を倒したら、赤い石のかけらが出てきた。ハッキリとはわかんねえけど・・何かに、赤い石の力を使っているのは、間違いないと思うんだ」
マスタングが、その何かとはーーと言いかけたところを、ドアをノックする音が遮った。
「大佐、よろしいでしょうか」
返事を待たずにドアが開くと、動揺を露わにしたホークアイが入って来た。
沈着冷静な彼女には珍しいーー
マスタングは、柔らかい口調で返事をした。
「ん?どうした」
「ボードワンの村を調査中のハボック少尉から、たった今、通信が入りました。村に、例の怪物が現れたようです」
「えっ!?」
「なんだと!?」
「少尉からの通信は、途中で切れました。その後、村とは一切の連絡がとれず、詳しい状況は不明です」
「状況は不明って・・」
青ざめた顔で、マリーゴールドは呟いた。
「大佐!!」
バンッと、白い手袋をはめた両手を机についた。
「ふむ・・何かが起きたことは確かだが、それだけで軍は動かせんな」
「そんな」
「助けにいかないんですか!?」
マスタングは険しい瞳をアルフォンスとマリーゴールドへ向ける。
「大げさに動くことは出来ないと言っているだけだ。勿論、放って置くつもりはない」
「わかりました。では、私がボードワンに向かいましょう」
「うむ。だが1人で行くのは危険だ。ブレダ少尉とファルマン准尉をーー」
「待ってくれ大佐!!それなら、俺たちを、中尉と一緒に行かせてくれ」
「なんだと?」
会話に割り込んできたエドワードの発言に、目を見張る。
「無茶を言わないで、エドワード君。どんな状況かわからないのに、危険すぎるわ」
「赤い石のことがわかるかもしれないんだ。いいだろ、大佐。行かせてくれよ!」
食い下がるエドワードに、しばし逡巡したが
「・・確かに、今日の件に錬金術師が絡んでいるのであれば、鋼を同行させるのもひとつの手だな」
「大佐!!」
咎めるホークアイを、漆黒が一瞥する。
「いいだろう。国家錬金術師として、中尉への調査の同行を許可しよう」
「よっしゃあっーー!!」
「ただしーーマリィ、君は残りなさい」
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