Lv4 レンのキミにーー
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グアドサラムにも、ユウナのコンサートのことは知れ渡っていた。
「コンサートかぁ・・でも、ルブラン様がいないとね」
「だよね~でもルブラン様、お祭り騒ぎにつられて帰って来るかもよ?あの人、派手なことすきだし」
「でも、自分が主役じゃないと、やなタイプでしょ」
「それもそっか」
「ねぇ、もしルブラン様が帰ってきたら、コンサート乗っ取っちゃわない?」
「カモメ団相手に戦うってわけ?あたしはやだなぁ」
「ルブラン一味の底力を見せようって!あたしたちも目立てるかも」
「また、ひんむかれるのがオチだと思うけど」
戯れにグアドサラムのスフィアにアクセスした時、ルブランのアジトの前ではこのような会話がなされていた。ルブランが不在でも、団員は健在のようだ。
「不穏なこと企んでるし」
シンラが言うと、ユウナは後ろから覗き込み
「また、返り討ちにしてやるし」
女性団員が話し込んでいるところへ、男性団員が2人帰ってくる。
「ひんむかれるって、誰にだ?」
「あ、ううん、何でもない。こっちの話」
「なぁ、このままルブラン様が帰ってこなくて、ルブラン一味がなくなったらさ、カモメ団にでもまぜてもらうか?」
「えぇ~っ!?」
「大召喚士様と一緒にスフィアハントってのも、なかなか新鮮だと思うぞ」
「いくら大召喚士様でも、ルブラン様とは格が違うわね、格が」
「確かに、まだ小娘だからなぁ」
4人はケラケラと笑う。
「なんか、ムカつく」
まぁまぁとリュックがユウナを宥める。団員たちが屋敷に入っていくと、入れ違いにウノーが出て来た。スフィアに気づくと近寄ってくる。
「よう」
サノーと違い、人懐こい笑顔を浮かべるウノーに、ユウナは微笑む。
「こんにちは」
「あんた、コンサートやるんだって?」
「うん。良かったら観に来て」
「そうだな・・もう一度、みんなで歌えたらいいな、2年前みたいに」
「2年前・・歌ってくれたの?」
思いがけない言葉に、胸が熱くなる。
「あぁ。あの頃、俺たちは寺院の奴らにコキ使われてた。サノーと一緒に、汚い仕事ばっかりな。だけど、あんたがシンと戦うっていうんで、祈りの歌を唄った時ーーもうすぐ新しい時代がくるんだって、わくわくしたもんだ」
ウノーは視線を一旦下げると、言っていいのかわからねぇけどーーと前置きし
「アヤはーーそんな俺たちを気づかってくれてた」
「そうだったんだ・・」
「また、あぁいう風にスピラを盛り上げてくれよ。がんばってくれよな」
「うん、任せといて」
通信が切れると、思いがけずほんわかとした気持ちになる。
「意外といいやつ」
「だな」
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