Lv4 レンのキミにーー
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スフィアにユウナの姿が映ると、目ざとく見つけたエルマが駆け寄ってくる。
「ユウナ様~~こんな時にコンサートなんて、あんまりですよ。任務さえなければ、行けるのに」
のっけから拗ねるエルマに、ユウナは笑顔になる。
「サボって観に来ない?」
「でも、部下に示しがつかないですよ」
口を尖らせるが、顔には『行きたい』と書いてある。
「じゃあ、部下の人たちも一緒に」
「ユウナ様がそうおっしゃるならーーーいいんですかねぇ・・」
「いいんじゃない?」
「いいですよね!了解です!では、適当に理由をつけて観に行くことにします!」
喜びに溢れた顔で、部下のもとに走っていく。
「集合!」
ワラワラと集まる。
「新エボン党が、ユウナ様のコンサートを妨害しようとしているらしい!わが部隊は、コンサート当日、雷平原に向かい会場を警護する」
「はっ!」
「誘惑成功だね」
「誘惑ーーなのか?」
満足気なユウナに、アヤは笑いを堪える。
「ついでに、本部も繋げてみるし」
門兵が映った。何やらブツブツ独り言が聞こえる。
「どの部隊も、コンサート警護だとよ。チッ!ふざけてやがる。
コンサートのお祭り騒ぎに乗じて、新エボン党が攻めてくるかもしれないのに。
みんな、任務を放り出して、雷平原に向かう気だ。冗談じゃないぜ。
やってらんねぇなぁ。俺も行っちまおうかなぁ・・」
憤りを感じながらも、コンサートが気になるようだ。
なんか、もうひと押しーーかな?
「あなたも観に来てよ」
「ユ、ユウナ様!?」
突然聞こえた声に、キョロキョロする。地面に置かれたスフィアに気付くと、覗き込んだ。
その瞬間ーー
「待ってるよ」
「はい!必ず!!!」
にっこり言うと、門兵は直立不動で即答した。
「やるじゃない、ユウナ」
「えへへ」
今度は、文句のつけようがなかった。
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