Lv4 レンのキミにーー
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「まだ、ベベルに青年同盟は攻め入っていないみたいね」
「アヤさん」
「シンラ君、青年同盟に設置したスフィア、映る?」
「うん、ちょっと待つし」
操作をすると、すぐに反応する。
「キノコ岩街道が繋がったし」
街道には、青年同盟の兵の他に、ベベル寺院に配置されていた迎撃用のマキナが多数あった。
「・・物々しいわね」
アヤが苦々しく呟くと、ルチルがスフィアに気づく。
「新エボン党と、戦うんですか?」
挨拶をしようとしたルチルは、開きかけた唇を閉じると、改めてユウナを見据える。
「いえ、万が一の備えです。同盟の側から、戦いを仕掛ける気はありません。
ただ、それもいつまでもつか・・・兵士たちの緊張が、限界に達しており、暴発するのは時間の問題です。
私の力では、殺気だった兵たちを御しきれぬようでーーお恥ずかしい」
「あと、少しだけ抑えてください。みんなが落ち着けるようにやってみます」
一瞬、ルチルは目を見開いた。が、すぐに納得したように笑みが広がる。
「やはりーーお強い。承知いたしました。私も、盟主ヌージになりかわり、兵たちをまとめてみせます。
ユウナ様は、心置きなくご公演をーー陰ながら、応援させていただきます」
通信が切れると、ユウナは考え込む。
落ち着けるようにと言ったものの、どうすればいいのだろう。
考えあぐねていると、アヤが
「誘惑したら?ユウナ」
「誘惑?」
「誘惑って、ルールーの得意技?」
リュックが腰をくねらせて悩ましくポーズをとるが、パインは鼻で笑う。
「それじゃあ誘惑出来ないだろ」
「なにさ~~」
「まあまあ。ユウナには、ユウナの誘惑の仕方があるのよーーシンラ君、もう一度、キノコ岩街道に繋いで」
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