Lv4 レンのキミにーー
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森をしばらく進むと、幻光河の喧騒も聞こえなくなっていく。
「この辺りじゃないのか?」
「うんーートーブリさ~~ん」
ユウナが呼ぶと、大木の虚の中からひょっこりトーブリが顔を出す。
「ういうい、なんの用です?みなさん、いったい」
虚から出ると、パタパタと3人の前に立つ。
「実はねーー」
「素晴らしい!素敵な公演になりますよ!残りますねぇ、スピラの歴史にーー是非是非仕切らせてください、えぇ、この私に」
「ういうい♪」
ユウナから話を聞いたトーブリは、興奮して一気に喋った。スピラの歴史に残ると言われ、リュックは彼の口真似をして悦ぶ。
「ところで、どうします?会場は」
「あーー」
そこまで考えてなかった。
「出来るだけ・・たくさんの人が集まれる場所がいいんですけど・・」
「どこかいい場所ないかな?」
「となると・・」
暫し考えを巡らせた後、ポンと手を叩く。
「いかがです?雷平原。あそこなら、そりゃもういくらでも」
「雷もやんでるしね♪」
「で、いつにします?コンサート」
「それはユウナ次第だね。それと、どうやって客を集めるかだな」
「ういうい、お任せください。用意しますよ、宣伝チーム!お前たちーー
!!」
今までどこにいたのか、数え切れない程のハイペロ族が、トーブリの呼び掛けに集まってくる。
「おぉ、マスターがいっぱい」
「宣伝する~?お客さん、いっぱい集める~よ」
「いいのか・・任せて」
不安を隠せないでいると、通信機が鳴る。
「あ、スイッチ入れっぱなしだった。はいは~い」
『アニキのリーダー命令だ。そいつら、全員連れてこいってよ』
会話が全部聞こえていたらしい。取りあえず、トーブリとハイペロ族たちを飛空挺に乗せる。
ブリッジにトーブリを案内すると、アニキたちも交え、コンサートの詳細を話し合った。
「じゃあ、コンサートは5日後の夜。それまで、宣伝部隊はコンサートをきっちり宣伝しまくれ!コンサート当日は朝から飛空挺で各地を回り、客を雷平原に運ぶ。それでいいな」
「ういうい」
そうこうしている内に、スピラでいちばんの都、ベベルが見えてくる。
「現在、ベベル上空、準備はいいか?」
「目についたヤツ全員に伝えるんだ。片っ端から全員集合!」
スピーカーを通して聞こえてきたアニキの激に、ハイペロ族は両手を上げて応える。
「まかせてね~ん」
飛空挺の高度が下がると、次々とデッキから飛び降りた。それをブリッジから見たユウナたちは
「だ、大丈夫かな」
「根性あるねぇ」
「・・・・・」
「よーし、次いくぞーー!」
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