Lv1 空を駆ける船
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「あ~あ・・・」
3人の姿が見えなくなると、ユウナは所在なさげに広場を走り回る子供達を眺めていた。みんなが戻って来るまでどう過ごそう。
そんなことを考えながら歩き出すと、ふいに肩を叩かれた。
「おい、待ってたぞ!」
「へ?」
驚いて固まっていると、風船を手渡された。
「じゃ、コンサートの宣伝、宜しくな」
「宣伝?あの、私ーー」
「しっかりやってくれよ、頼んだぞ」
ーー人間違い・・じゃない、着ぐるみ間違いされたみたいなんだけど、頼まれると断れないっていうか、断る前に話が終了っていうか・・・
他にすることもないしーーと、ユウナは広場にいる人たちに風船を配り始める。
「はい、どうぞ~コンサート、見に来てね~」
渡された風船を配り終わる頃、イヤホンマイクからリュックが囁いた。
「ユ・リ・パーーイッツ・ショウタイム!」
「超満員で、踊りまくってたよ」
皿の上に重なる3枚のパンケーキにたっぷりシロップかけると、大きく口をあけて頬ばる。
ユウナも皿を受け取り、リュックに倣う。
「じゃあ、いい気分だったかな」
「シメられるまではな」
顔のわりに洒落たものを作ると、感心しながらパインはパンケーキを切り分けた。
アヤはマスターの淹れたコーヒーを、満足気に味わっている。
「そんなに似てるのかな・・」
そう思うと、居ても立ってもいられなくなって自然とスタジアムに足が向いた。でも
「ちょっとちょっと、もう満員だ!入れないよ!」
「ダメ?」
「ダメダメ!ほら、帰った帰った!」
宣伝してたのに、チケットはとっくに完売で。立ち見も出来ない有り様で警備員に追い返された。その時ーーー
「おい!侵入者だってよ!」
「スフィアハンターどもだな!」
走り去っていく警備員に、リュックたちからも連絡ないし、どうしていいかわからなくて立ち尽くしていたら
「私!?」
飛び出してきた自分と同じ姿の女性に、思わず物陰に隠れる。
「待て~」
女性を追って、リュックとパインが出て来た。2人の後を追おうとした時、彼女たちの後をつけるウノーに気付く。
そのウノーと、視線が合った。冷たい視線だった。背筋が凍り、足がすくむ。
彼の姿が見えなくなると、呪縛が解けたように身体が動いた。
「まずいっス!」
着ぐるみを脱ぎ捨てると、海風が心地よかった。
「暑かった~」
ユウナはホルスターから
「さって、行きますか」
「あたしがキメようと思ってたのにさ、ユウナんにおいしいとこ取られちゃった」
「ずっと着ぐるみだったから、脱いだら身体、軽くってーー」
「それで、あのあと踊りっぱなし?」
どうして身体が動くのか、説明できずにユウナは笑って誤魔化した。
ーーーみんなと飛び回っていると、毎日はあっという間だね。
でも、気がつくと立ち止まってーーあの指笛を聞こうとしている
.
