Lv4 レンのキミにーー
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【通信スフィア】
「ほんとうによかった。いち時はどうなることかと・・・ほんとうによかった」
・・
ユウナの姿を見たアニキは、よよと崩れ落ちる。
ダチは、やれやれとアニキからユウナに視軸を移す。
「ユウナにもしもの事があったら、責任とるだの生きていけないだの大騒ぎでな」
「な~んにも情報がなかったからね。通信スフィア、穴に落としたんだけど、役に立たなかったし」
「あれはまだ、テスト中だし」
若干、責めるようなリュックの眼差しに、シンラは言い訳した。
地下では遮蔽物が大き過ぎたのだろう。今後の課題だなと、シンラは頭の中で改善策を模索し始める。
「アヤはどうしたんだ?」
「アヤさん、疲れたから先に休ませてくれって」
「そうかーー」
リュックはユウナに向き直り
「ユウナん、アヤ、すごかったんだよ。ユウナんが落ちた時、すぐに穴に飛び込んだんだよ」
「うん、少しの躊躇いもなくね」
「アヤは今でも、ユウナんのガードなのかもね」
「そうだったんだ・・」
アヤが、あの旅から2年経った今でも、そんなにも私のことを想ってくれているーー
ユウナの胸は熱くなった。
「で、穴の中で何が?」
「レンーーーねぇ」
「あのドレス着てた人、千年前にね」
話を聞いていたシンラが、首を捻って顔を向ける。
「そうなの!?」
「なんで黙ってたのさ~」
「聞かれてないし。それに、わかったのは名前だけ、話す意味ないし」
驚いたけど、意外じゃない。やっぱり・・繋がっていた。
「じゃあさ、シューインってヤツがユウナんのことを『レン』って呼んだのは、ドレスのせい?」
「確かなことは言えないし」
「そんなことより、シューイン!スピラを滅ぼすなんて、許せん!」
「だからって、俺たちに何ができる?ヌージとギップルがどうにかする気だろ。とりあえず、あいつらに任せておこう」
アニキの怒りを受け流し、ダチは操縦席に戻る。
シューインの目的はわかった。しかし、どうしたらいいんだろう。
怒りの矛先を失ったアニキは、暫く行ったり来たりしていたが、腹がへったと言いブリッジを出て行った。
アニキの背中を横目で見送ったリュックは、ユウナにすり寄る。
「ユウナんユウナん」
「何?」
「あのさ、シューインってヤツ、会ってみてどうだった?」
「どう」に含まれた複数の意味を察して、ユウナは首を振る。
「似ているのは顔だけね。あ、パイン、ちょっといいかな」
.
「ほんとうによかった。いち時はどうなることかと・・・ほんとうによかった」
・・
ユウナの姿を見たアニキは、よよと崩れ落ちる。
ダチは、やれやれとアニキからユウナに視軸を移す。
「ユウナにもしもの事があったら、責任とるだの生きていけないだの大騒ぎでな」
「な~んにも情報がなかったからね。通信スフィア、穴に落としたんだけど、役に立たなかったし」
「あれはまだ、テスト中だし」
若干、責めるようなリュックの眼差しに、シンラは言い訳した。
地下では遮蔽物が大き過ぎたのだろう。今後の課題だなと、シンラは頭の中で改善策を模索し始める。
「アヤはどうしたんだ?」
「アヤさん、疲れたから先に休ませてくれって」
「そうかーー」
リュックはユウナに向き直り
「ユウナん、アヤ、すごかったんだよ。ユウナんが落ちた時、すぐに穴に飛び込んだんだよ」
「うん、少しの躊躇いもなくね」
「アヤは今でも、ユウナんのガードなのかもね」
「そうだったんだ・・」
アヤが、あの旅から2年経った今でも、そんなにも私のことを想ってくれているーー
ユウナの胸は熱くなった。
「で、穴の中で何が?」
「レンーーーねぇ」
「あのドレス着てた人、千年前にね」
話を聞いていたシンラが、首を捻って顔を向ける。
「そうなの!?」
「なんで黙ってたのさ~」
「聞かれてないし。それに、わかったのは名前だけ、話す意味ないし」
驚いたけど、意外じゃない。やっぱり・・繋がっていた。
「じゃあさ、シューインってヤツがユウナんのことを『レン』って呼んだのは、ドレスのせい?」
「確かなことは言えないし」
「そんなことより、シューイン!スピラを滅ぼすなんて、許せん!」
「だからって、俺たちに何ができる?ヌージとギップルがどうにかする気だろ。とりあえず、あいつらに任せておこう」
アニキの怒りを受け流し、ダチは操縦席に戻る。
シューインの目的はわかった。しかし、どうしたらいいんだろう。
怒りの矛先を失ったアニキは、暫く行ったり来たりしていたが、腹がへったと言いブリッジを出て行った。
アニキの背中を横目で見送ったリュックは、ユウナにすり寄る。
「ユウナんユウナん」
「何?」
「あのさ、シューインってヤツ、会ってみてどうだった?」
「どう」に含まれた複数の意味を察して、ユウナは首を振る。
「似ているのは顔だけね。あ、パイン、ちょっといいかな」
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