Lv3 因 よすが
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昼を回った頃、ユウナたちが起き出してきた。
「おはよ~~」
「お早う」
「お早うございます、アヤさん」
既にカウンターに座っていたアヤに、挨拶する。
「お早う」
起き抜けでも食欲旺盛のリュックは、出された料理をおかわりし、マスターを喜ばせた。
「ねぇ、ジョゼ寺院に行ってみない?」
「ジョゼ寺院に?」
アヤの提案に、ユウナは戸惑う。
「ギップルから、何か連絡が入っているかもしれないし」
ギップルなら、仲間に何か言っているかもしれない。
納得してジョゼ寺院に向かう。着くなり、飛ぶようにリュックが様子を見に行く。が、すぐに戻って来た。
「ギップル、帰ってないって」
「ヌージさんたちと一緒かな」
「そうだろうな」
これからどうするか思案していると、寺院の扉が慌ただしく開き、アルベド族の男が飛び出して来る。
「助けてくれ!」
「どうしたの!?」
「俺たちだけで戦ったが、不味いことになった。あいつは、機械と融合しやがったんだ!」
「よーするに、かなりヤバイってことだね」
「カモメ団の出番だね」
寺院の中は、壊れたマキナだらけだった。祈り子の間に入ると、馬の姿をしたマキナが出迎えた。
「何これ、召喚獣!?」
「アルベドの機械と融合して、乗っ取ったんだ。そう言ってただろ」
「どうして、こんなことにーー」
ユウナたちに気付くと、
「学習しているのかもね」
「召喚獣が?」
「これを召喚している、誰かがーーかな。取り合えず、倒すわよ。機械と融合したのなら、サンダーが効くかも。ユウナ!」
「はい!」
狭い寺院の中だったので、ハデなサンダガを避けて、地味にサンダーを連発した。
動かなくなった召喚獣をあとに、祈り子の間に入る。
「まーた、穴だよ・・この下、どうなってんのかな」
「降りてみれば?」
覗き込んでいると、後ろからパインがからかう。
「やだ!絶対やだ!」
とても とても深くてーーー
例えこの中に、全ての秘密が隠されていたとしてもーーー
決して、踏み込んではいけない。
自然と、そんな気になるんだ。
その時、バチッーーとショートする音がした。
パインが音の方に振り返ると、煙を吐きながら倒した召喚獣が不自然に動いている。
「まずい!」
「なに?」
「危ない」と言う間もなく、イクシオンと融合していた機械が爆発した。4人は吹き飛ばされる。が、運悪く、ユウナが穴のなかに落ちてしまう。
「ユウナ!」
「ーー!!」
アヤは、躊躇なく跳んだ。
「アヤ!!」
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