Lv3 因 よすが
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ダチとシンラが合流すると、ドナを追った。
以前はすんなり通れた森の入り口に、物々しくゲートが作られ、その前で武器を持った兵士が2人、検閲に当たっている。
そこへ、一足先に着いたドナが、門番に話し掛け、気を引き始める。
「ねえ、ちょっと、いつまでこうするつもりなの?みんな、家族に会いたいだけなのに」
「し、しかしーー」
ドナの様子を伺っているリュックが呟く。
「何かさ、日頃のうっぷんを晴らしてるようにしかみえないんだけど」
「ハハハ・・」
粘るドナに、もう一人の門番もやって来た。
「今よ」
4人は抜き足で門に近づく。がーーー
「おい、何やってんだ!」
こちらに気づいた兵士が叫ぶ。
「走れ!!」
「うわぁ」
パインがユウナの腕をつかんで走り出すと、ダチは慌ててシンラを抱えて後を追う。
無事に振り切ると、ダチは息を切らせながらシンラを下ろした。
「ふぅ、突破出来たわね」
「ドナにお礼を言わないと」
森の奥へ進んで行くと、嫌な臭いが鼻をつく。
「なぁ、なんだか焦げ臭くないか?」
ダチが眉間にシワを寄せる。
「そういえば・・」
寺院へ近づく程、臭いが強くなる。
「まさか、森が燃えてる!?」
と言うと同時に、寺院の方から悲鳴と共に逃げてくる人々と出くわす。
「火事よ!あなたたちも、逃げて!!」
「ユウナ、リュック、パイン、先に火を消し止めるわ!」
「はい!」
「シンラ君、危ないから飛空艇にーー」
「危ないのはわかってるけど、通信スフィア、設置したいし」
シンラが引かないので、#アヤは
「ダチとシンラ君は、先に寺院へ行って様子を見て」
「わかった。行くぞ、シンラ」
「うん」
2人が走って行くのを見届けると
「ふた手に別れて火を消すわよ。パイン、魔物がいたらよろしく。リュックは私と来て。寺院の前で落ち合いましょう」
「はい!」
「わかった」
「りょ~かい」
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