Lv3 因 よすが
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洞窟から出て、ガガゼト山へ行く。
ガガゼト山の登山口で、アヤは後ろからぽてぽてとついて来るシンラを振り返る。
「ここ気温低いけど、大丈夫なの?」
「寒くても、作動は完ぺきだし」
余程自信があるのだろう、シンラはフフン♪と鼻で笑った。
山の入り口にいたロンゾに、キマリを呼んでもらう。
「ユウナ、来てはいけない。ロンゾの若者たちは、力で恨みを晴らそうとしている。ガリク率いる若者たちが、グアドへの復讐を決意した。御山に報告するため、山頂に向かっている」
開口一番、告げられた事実に、ユウナたちは青ざめる。
「のんきに待ってていいの?」
「ガリクが御山の声を聴き、考えを変えてくれればいいーーーキマリは、そう考えている」
「考え直さなかったら?」
「キマリ独りでも止める」
「無茶だよ」
「キマリはロンゾの長老だ」
「まずいよ、ユウナん~」
「まだ間に合う。ガリクたちを追うか?」
ユウナは頷く。
「止めに行くよ、話してみる」
その様子に、キマリは暫し逡巡する。
「ーーーユウナが云えば、ガリクの耳にも届くかもしれない。通じなければ、キマリがやる」
こんな切羽詰まった気持ちで山を登るのは、2年ぶりだ。
「キマリと直接対決したら、ガリクたちとキマリの間の亀裂が、決定的になってしまう」
「そうなると、修復するのは難しいだろうな」
「何としても、止めないと」
「うん」
「シンラ君は、飛空艇に戻ってて」
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