Lv2 永遠のナギ節
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更に深淵へと向かえば、思いがけない人物が奥からやって来た。
「誰かと思えば、カモメ団のみなさんですか」
「バラライーー」
「言わなくてもわかりますよ。あなたの事だ、スピラを脅かすヴェグナガンを破壊しに来たーーそんなところでしょうね。僕らだって、壊せるものならとっくにそうしている」
「僕ら?」
「僕と、アヤさんですよ。でも、アレに触れてはいけないんだ。君らもヌージも、それがわかっていない」
「ヌージとは、話したのか?」
「アイツはーー信用できない」
「あんただって」
パインの言葉に、バラライは苦笑する。
「エボンは信用がないな。自業自得か。とにかくーー手出しは無用です。ヴェグナガンは僕に任せて」
「どうするつもりですか?」
「僕に出来ることはーーヴェグナガンを壊しに来る者たちを、排除すること。帰ってください」
バラライは棍棒を構える。パインは剣を抜くと、前へ出る。
「ユウナ、リュックーーーごめん」
「パイン!」
「スリプル」
アヤがスリプルを唱えると、バラライの膝が折れ、その場に崩れ落ちる。
「アヤーー」
「バラライは強いーーそうよね?あの棍棒は骨を砕くわ」
「・・・・・」
「どういうこと?」
「私・・行くから」
「わけありなんだ」
「後で話してね」
「ずぅっと後でな」
パインは奥へと走り出す。
「待ってよ~」
リュックとユウナは慌てて後を追う。
繋がっているんだね 繋がった先にーーー何があるのかな
「サノー、バラライを運んでくれないかな」
アヤはバラライを見下ろしたまま、背後に隠れているサノーに話し掛けた。
ルブランに命令されて、様子を見に来たのだろう。
「それは、命令ですかい?」
「違うわ、お願いよ」
「・・・・いいですよ、昔のよしみでね。ただし、これで最後にしてくださいよ」
「ありがとう・・」
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