Lv2 永遠のナギ節
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「先ずはベベルへ直行だよ。飛空挺、発進!」
飛空挺に乗り込んできたルブラン一味は、早速、命令を下す。その態度に、アニキは露骨にイヤな顔をする。
「待てい!ユウナ、どうする?」
「スピラを救いに出発だよ♪」
「うん!」
ユウナがルブランに頷くと、仕方なく命令に従った。
「はぁ~ユウナんだねぇ」
「雰囲気に呑まれやすいんだよなぁ」
「ベベルには、たくさんスフィアがあるはず。それをゴッソリいただきます!」
「はいはい」
「私たちが売ったスフィアもあるけどね」
「なんか、めんどくさい性格だねぇ」
いちいち言い訳をしているユウナを見て、ルブランは呟く。
「あのスフィアの撮影地点はわかってるんだろ。どこだ?」
「ベベル寺院の中、さ」
「ベベル寺院の中!?」
グレートブリッジに降り立ったユウナたちは、ベベル寺院を見上げる。
「どういう作戦でいく?」
「う~ん・・・」
「エライ奴をふんづかまえる!これだね。で、ヴェグナガンの所へ案内させればいいのさ」
「なるほど」
「ターゲット決定!新エボン党議長バラライ!」
「大人しい優男だ。護衛なしでは何も出来まい」
「それが結構強いんだよな・・お迎えだよ」
パインの呟きに視線が集まる。少しバツが悪そうに視線を泳がせたとき、こちらに走ってくる僧兵が目に飛び込んでくる。
「お前たちはーーー」
ユウナを見つけると、敵意を剥き出しにする。
「ふん、青年同盟の回し者か!キーリカのようにはいかんぞ!」
青年同盟に寺院から奪ったスフィアを渡したことを云っているのだろう。
寺院と敵対するつもりも、青年同盟に味方するつもりもないのだが、聞く耳はないだろう。
事実、青年同盟にスフィアを渡したのだから。
「じゃ、後は頼んだよ。先に地下へ行ってるよ!」
リーダーよろしく先頭に立っていたルブランは、ウノーとサノーを引き連れて、さっさと寺院の中に入ってしまう。
「じゃあってーーちょっと!」
「青年同盟の方を通すわけにはいかんのです!」
尚も立ちはだかる僧兵たちに、アヤは
「とりあえず、気絶してもらいましょ」
「了解!」
魔物を倒す訓練をろくにしていない兵士を倒すのは、造作もないことだった。
シンがいなくなっても、人々は魔物に困っている。
それを退治することなく自分たちだけを守っている彼らを、少し嘆かわし気に、アヤは見下ろす。
「何か、ゴタゴタしてるっぽいね」
「うん・・・」
リュックは愉しげに言うが、ユウナは浮かない顔で頷いた。
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