Lv2 永遠のナギ節
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人数もこちらが有利だったが、室内だったのも幸いした。
サノーは相討ちになるため銃が撃てず、ウノーも得意の肉弾戦が出来ずにあっけなく倒された。
3人が床に膝をつくと、アヤが銃口を突きつけ、大人しくさせる。
「狭い部屋で暴れたら、小回りのきく私たちの方が有利だってわからないかしら」
「どうする?もう少し痛め付けとく?」
「ここなら、悲鳴はどこにも届かないな」
非情な言葉に、ルブランはあわてふためく。
「ちょ、ちょっと待っておくれよ!あのスフィア、見せてやるから」
「見せてやる?」
「どうぞ、ご自由にご覧ください・・」
ユウナは割れたスフィアを再生する。陽炎のように揺らいだ映像が何とか見られた。
銃を持った僧兵が何人もいる。
彼らが警備する奥には、人とも獣ともとれる巨大な何かーーーどう見ても兵器だ。
どうして、兵器に顔をつけたのだろう。
顔の両脇に角を携え、無表情にこちらを見ている。ただそれだけなのにーーー
スフィア越しだと言うのに、何かを語りかけてくるように感じた。
映像が終わると、ルブランはアヤを一瞥する。
「大いなる存在、ヴェグナガンだよ。撮影地点も解析済みさ。どうやら、ベベルの地下らしいね」
「昔も今も、ベベルは隠し事だらけか」
「その通り。エボンの奴らは、大昔の兵器を隠し持っているって訳さ。こんなものが使われたら、スピラの一大事だよ」
「うん」
「機械なんでしょ?チョイチョイって分解するとか壊すとかすればいいんだよ」
「ヌージのダンナは、その気だよ。もちろん、あたしもね。で、あんたは?」
「私?」
「シンを倒した召喚士なら、スピラのために立ち上がらなきゃ」
「ユウナーーー」
割り込んできたアヤに、ルブランは露骨に嫌な顔をした。
「ヌージが、本当にアレを壊そうとしているかわからない。アレは、危険すぎる」
「お~や、アレをご存じなのかい?伝説のガード様」
「そうよ」
「うーーっ」
釜をかけたつもりが即答され、たじろぐ。
「アヤさん、カモメ団の一員でしょ?独りで背負わないでください」
「ユウナ・・・」
「決まりだね。あたしらも仲間ってことだ。じゃあ、早速行こうか」
「どこへ?」
「決まってんだろ、あんたたちの飛空挺さ。アレでいっぺん飛んでみたかったんだよね」
「勝手に決めるな~!」
『シン』が消えてナギ節がきてーーー平和な日々がずっと続くと思ってた。
永遠のナギ節 信じて疑わなかったけどーーー
その危うさに はじめて気づいた
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