Lv2 永遠のナギ節
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「はぁ・・いいねぇ・・・」
冷たい空気の中、少し熱めの湯が心地好い。ユウナはうっとりと目を閉じた。
「アヤさん、この温泉の事、キマリには・・」
「もちろん、伝えてあるわ」
「ガリクさんの気持ちも、この温泉でほどけてくれるといいなぁ・・」
「そうね・・」
冷えた身体が暖まった頃、リュックが四つん這いで湯の中を移動する。
アヤに近付くと、繁々と胸元を見て
「アヤ~あいかわらずおっきいね~」
「ハハ・・・」
笑って誤魔化していると、また移動する。
「ユウナんは・・・どれどれ?」
「何!?」
「ふ~ん・・・ま、いっか。あたしの方がピチピチだもんね」
「失礼な!」
自分よりユウナの方が大きかったらしい。今度は、少し離れているパインの元へと向かう。
「来るな!」
露骨に嫌な顔をされるが、お構いなしだ。
「おっ♪ほっほ~」
「シメるぞ」
パインの身体を堪能した後、ユウナの元へ戻ると
「実はパインてさ~」
「シメる!」
「やるか~?」
パインは立ち上がり、バシャバシャと湯を掻き分けてリュックに迫る。
リュックも立ち上がり、構えをとるが
「助太刀します!」
そこへ、ユウナがリュックを後ろから羽交い締めにした。パインはニヤリと笑う。
「さてーー」
「許してくださ~い」
「ダメ!!」
「アヤ~助けて~」
「平和ねぇ・・」
3人のじゃれあいを眺めながらアヤは呟く。
そこへ、通信機の音が鳴った。スイッチを入れると、アニキの声が響く。
「ユウナ、何してるんだ?」
「みんなで温泉入ってるよ」
「温泉!?」
興奮した声の後、ドタバタと音が聞こえたが、すぐにシーンと静まり返る。
「?」
「縛っといたから安心しろ」
「流石、ダチ」
通信機を切ると
「んじゃ、そろそろ出よっか。あたし、のぼせそうだよ」
「生き返ったね~」
衣服を身に付けると、通信機を手にとる。
「アニキさん、作戦終了!戦闘服、手に入れたよ」
「了解!迎えに行くぞ~!」
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