Lv2 永遠のナギ節
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「ねえ、ほんとにこの辺にスフィアがあるの?」
手下のひとりが振り返る。
情報屋から仕入れたネタだから、あるんじゃない?と、呑気な声が返ってきた。
スフィア探知機の反応もないまま、半信半疑で探していると
「あれ見て!」
ひとりが岩場の間から湯気が立ち上っているのを見つける。
近付くと、天然の乳白色の湯が沸いていた。
「・・・ねぇ、ちょっとだけ入らない?」
「任務に備えて、英気を養いましょ」
その提案に、反対する者はなく岩影で揃いの戦闘服を脱ぎ始めた。
「ふぅ・・いいお湯~~こんなところに温泉があるなんてね~」
「でもさ、ここって一応、ロンゾの聖地でしょ?ちょっとヤバいんじゃない?」
「何?祟りでも怖いわけ?」
「そんなのルブラン様に比べたら、全然よ」
「それにしても、今日は色々とラッキーだったわねぇ」
「ほんとほんと。ホバーにタダで乗れたしねぇ」
その様子を、岩場の上から見下ろしているユウナたちは
「タダ?」
「歩いて来られると時間がかかるから、頼んだのよ」
「アヤがお金払って?」
「必要経費でアニキに申請するわ。さ、今のうちに、頂くわよ」
「了解」
「さ、そろそろ帰ろうか」
湯から上がり、戦闘服を探すが
「あれ?戦闘服がない!?」
「え~?よく探したの~?って、私のもない!!」
「私のもないわ!」
「何このダサい服!?」
戦闘服を脱いだ場所に、見知らぬ服が置いてある。
「仕方ない、これを着るわよ。いつまでもここにいたら、サボってるのがバレちゃうわ」
渋々身に付けると、ルブラン一味は去って行った。彼女たちが完全に見えなくなると
「もう~ダサい服で悪かったわね~」
服を用意したリュックが、プリプリしながら岩場を下りる。
「でも、さすがに裸じゃ可哀想だし」
「これで、準備は出来たわね。ねぇ、せっかくだから、私たちも温泉に浸かっていく?」
「さんせ~い」
「ロンゾの聖地で?」
「誰も見てないさ」
「これがあるって知ってたから、水着を来ていけって言ったんですね」
「そう言うこと」
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