Lv2 永遠のナギ節
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ブリッジへ入ると、アニキとダチが振り返る。ダチはユウナを見ると眉をひそめる。
「どうした、ユウナ。顔が怖いぞ?」
「あーーうぅん、ゴメンね。何でもないの」
慌てて笑顔を作る。
「ユウナは、笑顔がいちばんいい!」
「ありがとう、アニキさん」
「で、ルブラン一味の動きは?」
「アジトから女の部下が出ていったそうだ」
「人数は?」
ダチはニヤリと笑い
「4人だ」
「やった」
「それで、そいつらを黙って通してくれるように、キマリに根回ししといてくれって、アヤからの伝言だ」
「了解」
「アヤさんは?」
「このまま尾行を続けるってよ」
ナギ平原の上空まで来ると、ユウナは旅行行司の近くに一旦着陸してくれと頼む。
「旅行行司に用でもあるのか?」
「キマリがお疲れみたいだから、ポーションを持っていこうかなと思って」
「おぉ、いいアイデアだね」
3人が買い物をすませて出てくると、ロンゾ族の少年が近づいて来る。
「大召喚士様、初めてお目にかかります。リアン=ロンゾです」
「初めまして、リアン君。それからーー」
リアンの後ろに隠れるように立っている少年を見るが、彼は人見知りなのか俯いたままで何も言わない。見かねたリアンが
「エイド=ロンゾです」
と、紹介した。
「こんにちは、エイド君」
「うん」
ユウナが笑顔を向けると、恥ずかしそうに頷く。
「会えて嬉しいです。リアンとエイドは、たくさん聞きました。ユウナ様とキマリ長老の旅の物語。でも、リアンとエイドに会ったことは、長老に言わないで下さい」
「どうして?」
「リアンとエイド・・・どっかで聞いたことーーーあ~~!!ガガゼトを飛び出した子供たちって、あんたたちでしょ!?」
「連れ帰るか」
「そうだね」
「あれ~~!?」
「何?」
リュックが叫びながら指差す方に目を向けると、リアンとエイドは遥か彼方に走り去っていた。
「すんごい逃げ足」
「どうする?追いかけるか?」
「う~ん・・作戦もあるし、とりあえず無事なのがわかったし、もうちょっと様子を見てからでもいいんじゃないかな」
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