Lv2 永遠のナギ節
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ジョゼ海岸から青年同盟本部を訪れると、ユウナの姿を見た同盟員は歓喜した。
「盛り上がってるね~」
「スフィアをかっさらった相手を、こんなに歓迎するか?普通」
「細かいことは気にするな。堂々と行くぞ」
本部施設の入り口で、盟主ヌージが直々に出迎える。ヌージの圧倒的な存在感に、リーダーのアニキは一瞬たじろいだが、直ぐに大袈裟なくらい胸を張り
「ウォッッホン!ウォッッホン!」
「あなたたちが探していたスフィア、お渡しします。これでもう、キーリカで戦う意味はなくなりましたよね」
ユウナに出鼻を挫かれ、アニキは泣きそうな顔になる。ヌージはそれを歯牙にも掛けず
「有難い申し出だが・・いきなりだな。名前くらい名乗ったらどうだ、大ーー」
「あたしたち、カモメ団!!」
大召喚士と言おうとしたヌージの言葉を、リュックは遮った。
ユウナはもう、召喚士じゃない。今は、カモメ団のユウナだ。
「なるほど、スフィアハンターか。では、スフィアは有り難く受け取ろう。カモメ団の諸君に、同盟を代表して礼を言おう。諸君、カモメ団に観呼を!!」
「カモメ団!カモメ団!」
「カモメ団!カモメ団!」
その場にいた全員が、カモメ団の名を叫ぶ。アニキは気持ち良さそうに、拳を挙げてその声に答えた。
その後、ユウナたちは本部内の会議室へと案内される。
「で、見たのか?」
着席すると、ヌージは詰問する。
「へ?」
「こいつの中身だ」
「えっと、それは、うんと、まあーー」
「忘れろ」
「出来ません、そんなこと」
だって、見てしまったから。あの、恐ろしいものを。
「ユウナ、下手に出る必要はない」
「フッーー忠告なんだが。あれはーーあの大いなる存在は、ヴェグナガンと呼ばれている。
圧倒的な破壊をもたらす。決して、触れてはならない力だ。
しかし、エボンの連中は、あれを利用しようとしている。
俺たち青年同盟は、どんな手を使っても、食い止めるつもりだがーーーあんたたちは、忘れた方が身のためだな」
「あの・・一緒に映っていた男の人は・・・?」
「そこまでは、わからんな」
「そっか・・」
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