Lv2 永遠のナギ節
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【この気持ちは、何?】
アヤは、手に入れたスフィアをシンラに手渡す。
「だいぶ古いみたいだけど・・・」
「まかせるし」
そう言って、シンラは解析を始める。
「アイツらの顔見た~?みんなポカーンとして、腰抜かした人もいてさ~」
セルシウスに戻っても、リュックたちの興奮は収まらなかった。
「ちょっと、やりすぎちゃったかな」
「そんなことない。スピラ中に、カモメ団の名前が轟くぞぉ」
「みんな、呆れてたな」
「へ?」
パインは冷静な観察眼を見せるが、リュックとアニキはキョトンとする。
楽天的な兄妹と心配性な元召喚士に、ニヒルな戦士。アヤは苦笑いする。
「アハハ・・」
「変な意味で、名前が轟くのはどうかな」
「それでもいい!タイクツしない!」
「しかしな、面倒に巻き込まれるのは勘弁してほしいぞ」
問題が起これば、対処する立場のダチも口を挟む。
「何で~?じみ~なスフィアハンターなんて、つまんないよ」
「そうだ!その通り!!」
「不吉な・・・」
呟きに、ユウナは振り向く。
「ん?」
見れば、シンラが顔をこちらに向けている。
「兄と妹の意見が合うと、ロクなことが起こらないし」
「それは・・まずいっすね」
「シンラ、スフィアの解析はどう?」
ブリッジを走り回るリュックとアニキを眺めながら、アヤは訊ねる。
「うん、終わったよ。中身見る?」
その言葉に、皆はシンラの回りに集まった。
シンラは再生を始める。
モニターに映し出された画像は、何処かの建物のようだった。
「どこ?ここ・・」
「ーー地下みたいね。なんか、深そう・・・」
「なんか居る」
揺らぐ映像の奥に、金属で作られたモノが見える。
その時、スフィアの前に人影がよぎる。金色の髪だった。
建造物を見上げると
「お前が、レンを助けてくれるんだなーーー」
はっきりと、そう言った。
直後、警報のようなモノが鳴り響く。驚いて振り向いた顔はーーーガガゼトで見つかったスフィアに映っていた男のそれだった。
そこまで映ると画像は大きく揺らぎ、暗幕が下りた。
1分にも満たない映像に、ユウナたちは茫然とする。
沈黙を破ったのは、アニキだった。
「何だよ、これは?」
「心当たりは?」
ダチはシンラに問う。
「全然だし。でも、すごく危険な機械だと思う。どう見ても兵器」
暗幕が下りる間際、男の後ろに顔のようなものが見えた。顔の両脇に、巨大な牙がはえていた。
あの顔の下には、どんな姿があるのだろう。
想像がつかないと、シンラはかぶりを振る。
「アヤ、顔色悪いですよ。大丈夫ですか?」
パインが声をかけると、アヤはハッと顔を上げる。
「大丈夫よーーありがとう」
リュックはユウナを見ると
「アイツーーだよね?」
キミなの?それともーーー似てるだけ?
ねえ、レンって・・・誰?
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