Lv1 空を駆ける船
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ホバーを降りて料金を払っていると、見覚えのある後ろ姿が目に入る。
「あれ?あいつらーー」
それは、ルブラン一味のウノーとサノーだった。こちらには気づかないのか、辺りを憚りながら足早にキノコ岩街道の方へと走っていく。
「何してるのかしら?」
「スフィアの情報、知ってるかも」
「今度はこっちがつけてみようか」
ウノーたちをつけていくと、キノコ岩街道の入口が見えてくる。そこに、青年同盟の者らしき男たちが5,6人立っている。その中のひとりが、ユウナに気づいた。
「ユウナ様!!」
ヤイバルだった。走って来たヤイバルはユウナの前で、直立不動で立ち止まる。
「お久し振りです、ヤイバルさん」
「覚えて下さって、光栄です!!」
ユウナと顔見知りなのを後ろにいる同盟員に自慢したいのか、一層声が大きくなる
「ユウナ様にお会いしたあの日から、自分たちもスフィアの調査を続けております」
「で、見つかったの?」
「それが・・残念ながら見つかっておりません」
「な~んだ、ガッカリ」
「ところで、今、ルブラン一味を見たんだけどーー」
「実は、ただいま青年同盟は、ある重要作戦準備のためスフィア探しを休止しています。そのため、彼らが代わりと言うか、勝手にスフィアを探しているのです。見つけたスフィアを届けに来たと言っていました」
「私たちも、本部に行きたいんだけど、いいかしら?」
「は、はい!ユウナ様と、盟主のご友人のアヤ様なら歓迎いたします。どうぞお通りください!」
「ありがとう」
魔物が出るからと護衛を名乗り出られたが、断った。なにせこちらには、シンを倒した召喚士のガードが二人もいるのだ。
ウノーとサノーの背中を付かず離れずで追い、キノコ岩を歩いて行く。その最中
「ね~え~アヤ~、青年同盟の盟主様と~どういう関係な~の~?」
「リュック・・」
興味津々なリュックを、パインは嗜める。
「友だちよ」
「それだけ~?」
「それだけよ」
「う・・」
顔は笑っているが、返事は素っ気ない。スタスタと前を歩くアヤに、パインはリュックと肩を並べる。
「リュック・・プライバシーを詮索するのはどうかな」
「だって・・」
そこへユウナも加わる。
「アヤさんて、いるのかな?その、恋人ーーとか」
「さぁ?あたしは聞いたことないし、見てないよ。パインは?」
黙って首を振る。
「ただ・・時々、セルシウスでぼんやり外を眺めてるのは見るけど」
「アタシもみたことある。まだ、オッチャンのこと・・・好きなんだよね」
「・・・うん」
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