Lv7 キミに似たキミ
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「ユウナ、戻ろう。みんなのところへ」
「はい」
一堂はその場を後にし、歩き出した。
「ベベル寺院からここに来たけど、帰りはどうするの?」
「グアドサラムから戻るのがいちばん近いんじゃないのか?」
「どう行けばいいの?」
「寺院に空いた穴は、一時的なものだ。異界と繋がっているのは、グアドサラムだけだ。このまま歩いていけば、すぐに着くさ」
「テキトーだなぁ、ヌージのダンナは」
「異界なんて不確かな場所は、そのくらいでちょうどいいのさ」
「バラライは、満身創痍だな」
サノーは、ギップルの肩を借りて歩いているバラライを見る。
「言い訳のしようもないな」
バラライは苦笑する。
「お前のせいじゃないさ。まぁ、相手が悪すぎらぁ」
「そうだな」
2年もの間、シューインを内に宿していたヌージが微笑する。
「でもよぅ、そんなバラライが有り様じゃ、新エボン党の党首は暫く出来ねえんじゃねえか?誰か代わりはいねえのか?」
そうギップルが言うと、リュックは考え込む。
「う・・・ん」
「それなら、いい人材がいるな」
パインがユウナを見る。
「うん!ぴったりの人材が!」
「え、誰ーーぁあ、いるねぇ!」
「ねぇ、ルブラン」
アヤは、ヌージに肩を貸してご満悦のルブランの横に移動した。
「なんだい」
「グアドサラムのことなんだけどーー」
「グアドサラムがなんだい?」
「グアド族に返してあげてほしいの」
「返すもなにも、出ていったのはアイツらじゃないか」
「そうなんだけどーー異界を安定させられのは彼らしかいないの」
黙って聞いていたヌージも
「不安定な異界は、ヴェグナガンが逃げ込むにはいい場所だったのかもな。ルブラン、俺からも頼む」
「お前さんがいうならーーでも、あそこを出たらどこへ行こう」
「ルブラン一味は、ルブランの行くところならどこへだって着いていくさ。なあ?」
サノーとウノーに視線を送ると、サノーは間髪いれずに
「勿論です、お嬢」
ウノーも力強く頷く。
「仕方ないねぇ。まぁ、なんとかなるだろうよ」
「ありがとう、ルブラン」
「フン」
アヤに礼を言われ、ルブランは照れてそっぽを向く。
暫く歩いていると、景色というか、色彩が変わっている場所が見えた。
現世と交わっているのだろう。皆、自然と足早になる。
「ーー!」
ふいに、アヤは立ち止まる。
「アヤさんーーあ・・」
足を止めたふたりを訝り、リュックは振り返る。
「ユウナん、アヤ、どうしーー」
リュックも思わず立ち止まる。
「どうした?リュック」
パインが振り返る。ルブランとヌージも。バラライとギップルも。
「誰だい?」
「ーーアーロン。伝説のガードさ」
「あれが?ほんとかい?」
「間違いないよ。俺、2年前に会って喋ったし」
「へぇ、なかなか漢気のありそうないい男じゃないか。お前さんには負けるけど」
「フッ、気づかいは感謝するがーーあの人には到底太刀打ち出来ないさ。俺たちは先に行こう」
ヌージに促され、アヤとユウナを残して異界を後にした。
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