Lv7 キミに似たキミ
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ヴェグナガンの胸にあたる部分から、巨大なガラス製の砲身が出現する。
「この中に残っているエネルギーを全て放つ。スピラを破壊するには充分な威力だ」
それを聞いたリュックは、露骨に嫌な顔をする。
「あっちも奥の手だよ」
『いや、悪あがきだ。ユウナ・・終わらせてやれ』
「お!?」
アーロンの声に、リュックはアヤを見る。アヤは頷いてみせた。
「ユウナ、ヴェグナガンはなんとかする。後は任せたわ」
「はい!」
「さぁヴェグナガン。お前が全てを終わらせるんだ」
シューインはヴェグナガンを操作する。
「シューイン!」
「全ては終わりだと?」
「ジョーダンじゃないってーの」
忌々しげに云うパインに、リュックも怒りを露にした。
それを嘲笑うように、シューインは宣言する。
「終わりの、始まりだ」
それを聞いたアヤは、前に出てヴェグナガンを見上げた。その強い視線をシューインは警戒する。
「なんだーー」
「バラライとあなたを見つけた時から、ずっと思ってた。地上に出たら?ヴェグナガン。シューインの悪意で目覚めたんでしょ?あぁそうか、怖いのよね。あなたは強いのに、臆病で繊細だから」
「アヤさんーーー」
「そんな煽るようなことーー」
「シューイン、ここは確かにスピラを壊すにはいい場所だわ。その砲筒から発射されるエネルギー弾は、寺院を通してスピラを破壊出来る。でも、それでいいの?千年もの長い間憎んできたスピラの崩壊を、自分の目で見なくて」
「煩い!」
シューインはエネルギー弾を放つべく操作を始める。
コアは破壊した。
ヴェグナガンは、もうここから動けない。
なら、後はーー
アヤは肩越しに後ろを見る。
「ギップル、何発残ってる?」
「あと2発だ」
「あの砲筒を狙えない?」
「そっか、あれにはヴェグナガンのエネルギーの全てがある!」
「破壊すれば、再起不能に出来るってわけだ。よぉし、リュック、俺が砲筒を支える。しっかり狙えよ」
「うん!」
ギップルは自らの砲筒の先端を肩に担ぐ。上方にあるヴェグナガンに標準を合わせるため、リュックは中腰になって角度をつけるが、砲筒の重さにふらつく。
「リュック!」
パインが駆け寄り、リュックを支える。
「そのまま、押さえてて」
「わかった」
「いっけぇええーー!!」
リュックのかけ声と共に、2発の弾丸が楕円を描いて飛んでいく。
爆風を避けるために、全員は頭を庇ってしゃがんだ。
被弾すると、砲筒と共に胸部が爆発する。
と同時に、ヴェグナガンの動きは完全に停止した。
「今度こそ、終わり?」
おそるおそる顔を上げ、ヴェグナガンを見上げる。
動かないことを確認し、立ち上がる。
「やっと話せるな」
「ユウナ」
「はい、伝えます」
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