Lv7 キミに似たキミ
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「動き出した・・」
改めてヴェグナガンを見上げる。
「シューインは、頭の部分にいる?」
薄気味悪そうに、リュックは見上げた。
ヴェグナガンの頭上が光っている。
そこでヴェグナガンを操っているのだろうか。
ヴェグナガンの姿は、長い尻尾、蝶のように美しいとも云える羽根、六脚類の昆虫の身体。顔の両側にある雄々しい4本のツノ。
アヤは思う。
あれほど焦がれたヴェグナガンのこの姿を見たら、キノックはどう感じただろうか。
雄々しい姿だと歓喜しただろうか。
それとも、禍々しさに恐れおののいただろうか。
アーロンーーアナタならどう思うの?ジェクトは?ブラスカは?
今アナタたちが居てくれたら、どんなに心強いか。
『なあに、こけおどしだ!』
「ーー!!」
怖じ気づいた心を見透かしたように、声が響いた。
突然聞こえた声に、ギップルたちも辺りを見渡す。
「誰の声だ!?」
『錆び付いた過去の遺物にすぎん。恐れるに足らん』
「ジェクト・・アーロン・・」
そうーーそうよね。
「ジェクト?」
「アーロンーー?」
ヌージはアヤを見る。
『ユウナには、仲間がいるじゃないか』
不意に聞こえたブラスカの声に、嬉しそうにユウナは頷く。
「みんなで戦えば大丈夫!手分けして攻めよう!」
「そうね、ヴェグナガンを動けなくした方がいいわね」
「脚は任せな」
ウノーとサノーを従え、ルブランは走っていく。
「じゃあ俺とヌージは、一足先にバラライんとこに行くとするか」
砲撃用の砲筒を肩に担ぎ、ギップルも歩き出す。
ヌージは、一歩踏み出したところで振り返ると
「またな」
と、手を上げた。パインが無言で頷く。
「私たちは?」
「とりあえず」
「邪魔なしっぽを」
「ぶっ潰す!」
勢い勇んで4人は対峙するが、尻尾の大きさに思わずたじろぐ。
「おっきいーー」
『恐れなくていい。ユウナたちなら出来る』
ブラスカの声に励まされ、アヤとユウナの魔法と、リュックとパインの物理攻撃で撃破する。
動かなくなる尻尾を前に、歓声をあげる。
「よっしゃー!」
「次は!?」
パインの声に、リュックはヴェグナガンを見上げる。
「ユウナん、マズイって!」
リュックの視線の先で、脚と戦ってるルブランたちが苦戦している。
「もう逃げましょうって、お嬢!」
「蹴られたいかい!?」
「生きて帰ったら、いくらでも!」
「行こう!」
ユウナたちが駆けつけると、ルブランが顔を向ける。
強がってはいるが、だいぶ疲弊している。
「なんだい、来たのかい」
「ルブラン、ここは私たちがーーあなたたちは、先に行って」
「しょうがない、ここは譲ってやるよ。あたいはダンナの応援だ」
「お願い」
ルブランたちが攻撃の範囲外に出るのを見計らい、脚と対峙する。
「ルブランたちにはキツイ相手だな」
「アイツらにかわって」
「カモメ団参上!」
「さっさと片付けて、ルブランたちを追うわよ」
リュックはタガーを、パインは剣を構えた。
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