Lv7 キミに似たキミ
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視線がユウナに集まる。
「ヌージさんの作戦は、却下です。だって、2年前の私たちと変わらないから」
アヤとリュックは俯いた。
「私たちは旅の終わりに、ずっと一緒に戦ってきた召喚獣たちを、自分たちの手で倒した。そうするしかなかったから。シンの恐怖からスピラを救う方法は、それしかないって思ってたから。
大事な仲間が目の前で消えていくーーどんな気分かわかる?こうするしかなかった。どうにもならなかった。納得して、我慢して、覚悟して、受け入れるって決めた。逃げたり目を背けたり、絶対しないって思ってた。だけど・・熱くなって・・苦しくてーー」
ーーーごめん
ベベル寺院の祈り子が謝罪する。
「みんなは褒めてくれたんだ。頑張ったーー凄いーー良くやったって。そう、数え切れない程の笑顔。私もつられて笑顔になる。でも振り返るとーー居るはずの人たちがいない。一緒に喜びたかった人がいないの」
ーーー仕方ねぇって
声がした。
長い旅の果てに再会した、キミの大事なひと。
「うん、仕方ない。どんなことも仕方ない。おまじないみたいに、何度も何度も繰り返すんだ。だけど、全然効かないんだよ。唱えても唱えてもーー後悔だけ」
ユウナちゃん・・すまねぇ
謝らないで。
誰も悪くない。
ただ、信じていただけ。
でもーー
「もうそんなのは、いや。誰かが死ぬとかいなくなるとか、最初から決まってる戦いは、嫌なんだ。ヌージさんが本気だってことは、よくわかりました。その心意気を、私に預けて」
「ふん、何か策があると」
「光?」
パインが云う。
「それは奥の手。その前にーーねぇリュック、もう一度聞くけど、どんなに凄くったってヴェグナガンは機械だよね。何とかすれば壊せるよね」
「う〜ん・・たぶんね」
「始める前から考え込むなんて、らしくないんじゃなねぇの」
いつの間に追い付いたのか、後ろにギップルとルブランたちが立っている。
「お前ら・・」
「健気に待つのも、らしくないだろ。ダンナ」
「俺も色々考えた。結果ーーヴェグナガンの破壊は可能。必ずきっと絶対に、だ。なぜならば?」
「人が造った機械だから!」
リュックが拳を振り上げ呼応すると、ユウナがパンッと手を叩く。
「うん、注目!どうやらアイツを壊せそうです」
キッパリ云い切ると同時に、ヴェグナガンの目が光る。それに気付いたウノーが笑う。
「ダハハハハ!怒ってる怒ってる」
「意外と単純な機械だな」
サノーもヴェグナガンを見上げ、唖然とする。
「だが、シューインは?」
「奥の手」
「ほう?」
「愛!」
自身の問いのユウナの答えに、ヌージの口の端が思わず上がる。
「究極の幻想だ」
「ヤギアモ!」
「上等っス!私たちは、シューインにレンの想いを届けに来たの」
「愛が届けばどうにかなるーーと。いい話じゃないか。あたいは乗るよ」
全員の気持ちがひとつになったことを嘲笑うように、異界全体が揺れた。
「聞こえたよね、私たちの会話」
「はい、たぶん」
ユウナを肯定するように、ヴェグナガンは激しく振動する。
ヴェグナガンの起動が進んでいるのだろう。
「誘ってんのかな」
「乗ってやろうじゃないか」
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