Lv7 キミに似たキミ
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「一見深そうに見えるけどーー」
ベベル寺院に開いた巨大な穴を覗き込みながら、ユウナが続けようとすると
「とっても深かったわ」
「え〜〜〜」
アヤがチャチャをいれると、リュックが絶望的な悲鳴を上げる。
「アヤさんたら・・確かに深いけど地面の近くはふわふわして、安全に降りられたから安心して」
「じゃ、行くぞ」
云うや否や、パインは先陣を切って飛び込んだ。
「あ〜待ってよ〜」
パインに続き、リュックが飛び込んだ。
「遅れをとったわね。私たちも行くわよ」
「はい」
アヤとユウナも、2人を追った。
異界を暫く進むと、人影が見えた。
「誰?」
「祈り子さまです。ベベル寺院の」
近付くと、祈り子もこちらに気付いた。
「あのね、ボクたちの力では、どうにもならなかったんだ。せめて誰かに伝えようとしたけど、影に引きずり込まれてーー魔物と一緒になっちゃった」
「いいんだよ」
「ごめん・・」
「ねぇ、アイツは・・何?」
「シューイン?あれは、影だよ。シューインの姿をしているけど、彼本人じゃない。千年経っても消えずに残ったシューインの憎しみや悲しみ、想いが強すぎて、ひとりでに動き出したんだ。消えたいと願っているのに、消えることが出来ない影なんだ」
「影・・か」
ユウナは「うん」と頷く。
「影なら大丈夫。消せる」
「自信があるの?」
「うん、任せて」
力強く云うユウナに、祈り子はホッとした表情を浮かべながら消えた。
「光で照らせば、影は消える」
「光って?」
「レンの想いーーだね」
「うん。いわゆる「愛」かな」
ルブラン、ウノーサノーの3人が待っていた。
「あ〜!」
「ふん!ずいぶんごゆっくりじゃないのさ」
「何してるの?」
「ヌージの言いつけとあれば、お嬢も待つしかあるまいよ」
「会ったのか?」
「この奥へ進んだら、お嬢宛のスフィアがあったんだ」
「絶対来るな、ここで引き返せ、俺の帰りを待てってさ」
「らしくないな、素直に従うなんて」
「それがね、スフィアの中のダンナは、見たこともないイイ顔しててさぁ。あんな顔で云われたら、勝手なことなんて出来やしないよ。でもねぇ・・」
「待ってる人がいると、帰らなくちゃって思うよね」
「あぁ、待つともさ」
「ルブランが健気に待ってるって、伝えるよ」
「そうしとくれ。"健気"ってところを強調してね」
ユウナは微笑する。
「うん。まかせて」
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