Lv6 封印の洞窟
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寺院の前で待ち構えていたシェリンダの案内で、ベベル寺院の地下へ足を踏み入れた。
ヴェグナガンが隠されていた場所とは、違う地下だ。
ベベルはーーどれだけのモノを闇に隠しているのだろう。
憎悪も絶望も哀しみもーー愛情さえも。
千年分の人々の愛憎が、ここには満ち満ちている。
「あ、アヤさま!」
「パッセ君」
アヤは膝をつき、目線を合わせる。
「ぼくたちが見つけたんだよ、すごいでしょ!」
「この中へは入ったの?」
「ううん」
パッセが首を振ると、仲間のタロとハナも揃って首を振る。
「そう、それは良かったわ。シェリンダ」
「は、はい」
「この子たちと一緒に上へ戻って。戻ったら僧官に入口を閉鎖して、僧兵を見張りに立てて寺院の人たちは入らないようにしてって伝えて」
「わかりました。みんな、行きましょう」
シェリンダはタロとハナの手を取った。
「アヤさま、お気を付けて」
4人を見送ると、ダチは腕組みをしてアヤを見る。
「アヤ、どうするんだ?」
「降りるわ」
「正気か?魔物がわんさかいそうだぞ」
「だから、ユウナたちを呼んできて」
「わかった、すぐに呼んでくる。ユウナたちが来るまで、待ってるんだぞ」
「うん、お願い」
ダチも上へ戻ると、通信機のスイッチを入れた。
「リュック、パイン」
ユウナは部屋を出たところで、リュックとパインに鉢合わせした。
「ユウナん」
「眠ろうと思ったんだけど・・」
「無理だな」
「うん・・」
そこへ、アニキが慌てた様子でやって来る。
「ユウナ、たいへんだ!アヤからS・O・Sだ」
「アヤさんから?」
「居ないのか?」
アニキはボディランゲージを交え、事情を説明した。
「水くさいよねぇ、アヤ」
グレートブリッジを走りながら、リュックはぼやいた。
「気を使ってくれたんだよ」
「アヤらしいな」
寺院の扉の前で、ダチが待っていた。
「お、来たな」
「ダチ〜アヤは〜?」
「地下で待ってる。こっちだ」
こども団とシェリンダに軽く挨拶をし、再び地下に向かう。
ダチがユウナたちを連れて戻るが、そこにアヤの姿はなかった。
「あれ〜いないよ〜」
「まさか、独りで潜ったのか?」
「急ごう」
「あぁ」
「ダチさんは、ここに残って何かあった時の連絡をお願い」
「わかった、気を付けろよ」
3人は下へと続く階段を見る。
「じゃ、行こっか」
「あぁ」
「カモメ団、ミッションスタート!」
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