Lv4 レンのキミにーー
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雷平原に、ユウナの歌声が染み渡る。
観客たちだけでなく、リュックたちもその声に引き込まれる。
すると、シンラの用意したスクリーンに、1000年前のザナルカンドが映った。
「なんだなんだ」
「すごいな、お前の演出か?」
「ボク、何もしてないし」
光輝燦爛たる街並みに、アニキたちも観客たちも圧倒される。
その情景を待っていたかのように、ユウナのドレスから幻光虫が飛び立つ。
幻光虫は空を覆いスクリーンと同化すると、そこへ金髪の青年ーーシューインを映した。すると、ユウナの姿が変わりだす。
「ユウナん!?」
長い黒髪、凛とした強い意思を感じる瞳ーー
「ーーレン、か?」
「後ろにいるの、シューインだよね」
シューインは、巨大なマキナを操作している。
ーーーアヤ、あれが
「ヴェグナガンーー」
「え?」
「ヴェグナガンよーーあれが」
マキナの足元に、両手を広げてレンが立ちはだかる。
それに気づいたシューインは、起動しかけたヴェグナガンを停止させた。
レンに駆け寄ったシューインは、彼女をキツく抱きしめる。
そこへ、荒々しい足音と共に、兵士たちが現れた。
向けられた銃口に、二人は更にキツく抱き合ったが、無情にも銃弾が引き裂いた。
床に倒れた二人が息絶えると、幻光虫と共に空は元に戻り、スクリーンにはユウナだけが映っていた。
歌い終わったユウナがぐらりと傾く。
リュックとパインは慌てて駆け寄った。
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