Lv4 レンのキミにーー
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陽が落ちる頃には、セルシウスが降ろした客と、グアドサラムから来た客と合わせ、雷平原に人が溢れた。
「ユウナん、仕度できた~?」
「シンラが準備万端だと言ってるぞ」
リュックとパインがドアをノックする。ユウナは歌姫の衣装で出てくると、ふたりの前でくるりと回る。
「うん、こっちも準備万端だよ。みんな、静かに聞いてくれるといいけど」
「あたし、緊張してきたよ~~」
「なんでリュックが緊張するんだ?」
ブリッジでは、アヤが出迎える。
「ユウナ、いよいよね」
「はい、頑張ります!」
「スフィアスクリーン、セッティング完了。いつでも開演出来るし」
そこへ、客を誘導し終わったアニキとダチが戻ってくる。
「エボン党の奴、同盟の奴、両方でいっぱいだ」
「だが、気になることがあってな」
ダチは顔を曇らせる。
「気になること?何?」
「客の間で、派閥争いが起きてるんだ。リーダーがいなくなったせいで不安なんだか、気が立ってるんだか」
「雰囲気悪いの?」
「外の映像、見る?」
メインスクリーンには、あちらこちらで睨み合いが起きている。
「うわっ・・なんかケンカになりそうなんだけど」
「飛空挺に乗せたときから、グループ同士で小競り合いをしてたんだ。この調子だと、またおっぱじめそうだな」
「音声、拾ってみるし」
「エボンの奴らと一緒なんて、聞いてないわ。せっかくの歌が台無しじゃない」
「青年同盟なんぞに、大召喚士様の歌を聴く資格があるものか」
「バラライ様が居てくれたら、あんな連中に大きな顔をさせないのに」
「ヌージはどこに行ったんだ。あいつがしっかりしないから、スピラが乱れるんだ」
「みんなが困っている時に行方知れずなんて、無責任なリーダーもあったもんだ」
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