Lv4 レンのキミにーー
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コンサート当日ーー
「いよいよ今日だね。お客さん、たくさん来てくれるかな~」
朝食を食べ終わったユウナは、頬杖をついて天井を見上げる。
隣でトーストを頬張っていたリュックが
「そりゃあ来るでしょ!雷平原、埋まっちゃうよ。でもさ、何唄うの?」
「え~とねーー」
目を閉じると、胸の前で指を組む。すると、自然とメロディが口を衝く。
「ユウナんが作ったの?」
「作ったっていうか・・・気持ちが流れ込んできてーー」
「レンーーかな」
ユウナは頷く。
「だと思う。どんな人かはわからないけど、少しずつ伝わってくるんだよ。彼女が何を感じていたのか、想いの・・そう、カケラだね」
「レンの想いのカケラを繋いで、ユウナんの歌を作り出すーーそんな感じ?」
「おぉ、リュック、詩人だね」
「へへ~~ん」
「お~い、そろそろ客を迎えに行くから、セルシウスから降りてーーあん?」
船内放送からダチの声が聞こえた。だが、途中で途切れた。
窓から外を見ると、セルシウスの回りで徹夜組が騒いでいる。
「なんだろう、騒がしいな」
「アタシ、見てくる」
「私も行く」
3人がハッチが開くと、周りにいた人々が一斉に注目する。
「みなさん、どうしたんですか?」
「ユウナ様!」
「ユウナ様!大変なんです!!」
「急に、平原にたくさんの魔物が現れて!!」
ひとりが、後方を指差す。
「どうする?」
「退治するしかないだろ」
「そうだね」
そこへ、アヤが合流する。
「ユウナ、ここにいる人たちは、マカラーニャの森の入り口に避難してもらって。私はグアドサラムに行って、魔物退治が終わるまで、みんなを足止めしてもらうように頼んでくる」
「お願いします、アヤさん。カモメ団、魔物を退治します!」
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