Lv4 レンのキミにーー
夢小説設定
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ガガゼトとの通信が終わると同時に、グアドサラムから呼び出しが入る。
「ユウナ、ウノーがなんか話があるって言ってるし」
「ウノーさんが?なんだろ」
「実は、お嬢がアジトを飛び出しちまったんだ」
「ルブランが?」
「ヌージの手がかりを探しに行ったらしい。今、サノーが捜索に行ってる。なぁ、あんたら、何か知らないか?」
「ーーごめんなさい、確かなことは、何も」
「そうか・・何かわかったら、教えてくれよ」
まさか、ヌージさんは寺院の穴の奥深くに行ったーー何て言えないし
ウノーがアジトへ消えると、入れ違いに部下たちが出てくる。見るともなしに眺めていると
「ルブラン様、どこに行ったのかなぁ。サノーさんから、連絡ないし」
「このまま戻って来なかったら、俺たち、どうなっちまうんだ?」
「ウノーさんがリーダーを引き継いで、ウノーいち味ってことになるのか?もしくは、サノーいち味」
「だったら抜けるな、俺」
「そうだな、ルブラン様だから、ついていけるんだもんな」
「でも、いち味を抜けるって言っても、帰るとこなんてないしなぁ」
「お前のところは、族長が家を爆破しちまったんだっけ?」
「それで、シドにはついていけなくなったよ」
「俺は、ミヘンセッションの時に、怖くなって作戦開始直前に逃げたんだ。でも、田舎の方じゃ立派に戦って、戦死したことになっててさ。今更どのツラ下げて帰れってんだ」
「そんな俺たちに、メシ食わせてくれたよなぁ、ルブラン様」
「何も言わずになぁ」
「だから、どんなにコキ使われても、文句なんてこれっぽっちもないし」
「まぁ、たまには言いたくなるけど、まぁいいかって気になるよな、うん」
笑いが起こる。
「つまり、アレだろ」
「おう、アレだ」
「「ルブラン様は、なんでもアリ!!」」
妙な盛り上がりのまま、部下たちは立ち去った。
「案外、部下に人気あるし」
「アヤさんも言ってたけど、ほんとに人望あるんだねぇ」
「どこかのリーダーとは大違いだし」
「へ~~くしゅん!!」
トイレの中で、アニキは盛大なくしゃみをした。
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