FFⅫ それは悪夢か良き夢か
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「パンネロ、メシどうする?」
「そうね、いつものように砂海亭に行って食べましょう。あそこには、いいワインが揃っているし」
「そ、そうだな・・」
テーブルの上に並ぶ、カラのワインボトルを凝視する。
こいつ、こんなに酒強かったっけ?
それに、全然雰囲気が違うし。
なんか、フランみてぇ・・・
やっぱ“臭い息”のせいか?
いつもと様子が違うパンネロに、ヴァンは怯えた。
「バッシュ、疲れたでしょ。コーヒー淹れてきたわ」
「え?陛下が・・・ですか?」
「勿論よ」
「あ、ありがとうございます」
バッシュの執務机にカップを置くと、部屋の中を見渡した。
「なんかこの部屋、散らかってるわね」
「申し訳ありません。忙しさにかまけて、つい」
「そうよね、バッシュ忙しいもんね。アーシェのお守りも大変みたいだし」
「は、はぁ・・・」
「よし!私が掃除してあげよう!」
「えっ!?」
かいがいしく自分の世話をやくアーシェに、ギーザ草原の雨季がラバナスタにも来るかもしれないと、バッシュは思った。
そのころ、フランはーー
「フラン、気分はどうクポ?」
シュトラールの専属機工士ノノは、艇内にあるフランの部屋を訪れた。
ノックをしても返事がないので、ドアを開けて中の様子を窺う。
「・・・フラン?」
フランは鏡の前で、ずっと自分の兎のような耳を触っていた。
「前から触ってみたかったんだぁ~~♪」
「・・・・・・」
嬉々としたその様子に、ノノは黙ってドアを閉めた。
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