FFX 据え膳喰わぬは
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翌朝、食堂でユウナとリュックとルールーと#アヤ#は、朝食をとりながらお喋りに興じていた。
そこへ、キマリが姿を見せる。
「おはよう」
テーブルにつくと、リュックが朝食を運んで来る。
「おはよう、キマリ。夕べは楽しかったよ。またお喋りしようね」
「・・?」
言っている意味が分からず、キマリは黙ってリュックを見る。
リュックは朝食をのせたトレイをキマリの前に置くと、ユウナの隣へ戻った。
「夕べね、キマリとたくさんおしゃべりしたの。楽しかった~」
「へ~無口なキマリが?」
そんなこともあるのかと、三人は顔を見合わせる。
「はよっす」
そこへ、ワッカが入って来る。
ルールーは立ち上がると、朝食を取りに行く。
「あ~腹減った~今朝のメシは~と」
「はい」
テーブルについたワッカの前に、飯を山盛りにした丼とおかずがのったトレイを置く。
ワッカはさっそく箸を手にした。
「お、サンキュ、ルー。リュック、夕べは楽しかったな」
「へ?夕べ?」
キョトンとするリュックの横で、ルールーはため息をついた。
「夕べはあんなに素敵だったのに・・」
「うん、うまいうまい」
残念そうにするルールーの前で、ワッカは丼飯をかき込んだ。
「・・・おはよう」
何故か、遠慮がちにアーロンが入って来た。
「おはよう、アーロン。よく眠ってたから、起こさなかったの」
「あ、いや・・かまわん」
ギクシャクした動作で#アヤ#の隣りに座ると、ユウナが朝食を取って来た。
「おはようございます、アーロンさん。はい、どうぞ」
にっこり笑って、アーロンの前にトレイを置いた。
「あ、あぁ・・」
アーロンは顔を赤らめて、ユウナの笑顔から顔を背ける。
「・・・おはよ・・ス・・」
最後に、どこか疲れた様子のティーダが現れた。
「おはよう、ティーダ」
「#アヤ#・・」
#アヤ#が声を掛けると、ビクッと身体を震わせた。
「どうした、座らないのか?」
隣りに座るアーロンが、ジロリと凄みをきかせて睨みつける。
「ア、アーロン・・・」
たじろぐティーダに、視線が集まる。ティーダの全身からは、汗がダラダラと吹き出していた。
「ゴッ・・・・ゴメンッ!!アーロン!!!!!!」
突然そう叫ぶと、ティーダは食堂を飛び出した。
「なんだあ、あいつ」
ほっぺたに飯粒をつけたワッカが目を丸くする。
「何かあったのかしら?」
「さあ?」
ルールーが呟くと、#アヤ#は首を傾げた。
終
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