FFX オンナはそれを我慢できない
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ん・・・」
目を開けると、仄暗い天井が見えた。目だけを動かすと、アーロンと目が合う。
「おっちゃん・・」
「気がついたか」
「うん。ここは?」
「旅行公司だ」
ーーああ、さっきおっちゃんが言っていたっけ
「あたし、どうして・・・」
「オチューの毒に、中てられたんだ」
まだクラクラする頭で、その時のことを思い出す。毒を浴びた中にユウナも居た筈だ。
「ユウナんは!?」
ガバッと起き上がるが、軽い目眩にベッドに倒れこみそうになる。
「無理をするな。安心しろ、ユウナなら大丈夫だ」
アーロンは、肩を抱いて身体を支えた。
「そっかぁ・・よかったぁ」
ユウナの無事にホッとしていると、“ギシリ”と音がして、アーロンの厚い胸が背中に押し当てられた。
顔を上げると、アーロンの顔が近づいて来る。
「ちょっ・・何すんの」
「何ってーー久しぶりの旅行公司だ。楽しまなければ、損だろう」
慌てて拒むと、アーロンはニヤリと笑って答えた。
「そんなの、アヤとすればいいじゃん!」
・・・
「だから、おまえとするんだろう」
顎を掴むと、強引に口づける。
「ん・・・」
水音を立てて、存分に貪ったあと唇を離すと、悪態をついていた先程とはうって変わり、腕の中でうっとりと目を閉じていた。
「フ・・」
もう一度、唇を重ねようとする
バターンッッ―――!!!!!!
扉が壊れんばかりに開くと、仁王立ちしたユウナが、鬼の形相で立っていた。
「アーロンの浮気者っ!!!!!」
「ユウナん!?」
「ユウナ、何をーー」
「私というものがありながら!!」
「おっちゃんて、ユウナんとそういう関係だったの?」
「有り得んことを言うな。大体さっきから何だ、おっちゃんなどと。リュックじゃあるまいし」
「だから!あたしはリュッーー」
「いちゃいちゃするな~~~~!!!」
ベッドの上で、抱き合ったまま言い争う2人に、怒りが爆発した。
手当たり次第に、黒魔法を詠唱する。
「ユウナっ!!うわっ!!落ち着け!!」
「ひゃあっ!!ユウナん、誤解だって!」
落ちる雷や燃え上がる火柱を避ける為、2人は部屋中を逃げ惑う。
「ユウナがアーロンを好きだったなんて・・・ショックっス・・」
赤く腫れ上がった頬を押さえたティーダが、その様子を見ながら呟いた。
.
