FFX オンナはそれを我慢できない
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「ん・・・」
目を開けると、仄暗い天井が見えた。目だけを動かすと、キマリが覗き込んでいるのが分かった。
「キマリ・・」
「気がついたか」
「ええ。ここは?」
「旅行公司だ」
ああ、アーロンさんが言っていたっけ。
「私、どうして・・・」
「オチューの毒に中てられたんだ」。
まだクラクラする頭で、その時のことを思い出す。毒を浴びた中にユウナも居た筈だ。
「!!ユウナは!?」
身体を起こしかけたが、まだ毒が抜けきっていないらしく、すぐに硬い布団に倒れ込む。
「まだ、起きてはダメだ。ユウナなら、無事だ」
「ほんと!?良かった・・・」
頷くキマリに、安堵の息を漏らす。
「顔が見たいわ」
そう言って、今度はゆっくり起き上がる。
すると、金色の髪がパラパラと肩に落ちてきた。
「え?」
ーー金髪?
私は黒髪の筈。それに、滅多にほどいたりしない。
髪を手に取り、顔の前に持ってくる。それから、なんだか身体も軽い。
視線を落とすと、髪の向こうに胸元が見えた。
その胸を、しげしげと見つめる。
ーー私、こんなに胸、小さかった?
いつも着けているアクセサリーもない。服も、オレンジ色だ。
「ねえキマリ。私、変じゃない?」
ベッドの脇に居るキマリに訊ねると、彼は不思議そうな顔をする。
「なにもおかしいところはない、リュック」
キマリは、リュックの顔を見て言った。
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