FFⅫ 真昼の悪夢
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目的地からやや離れた場所にシュトラールを着陸させると、徒歩で移動した。
「あれか?」
「そうみたい」
オアシスにひときわ大きな木をバルフレアが指差すと、トビーは頷く。
近づくと、木には黄色い実がびっしりとなっている。しかし、実がなっている枝は、パンネロたちが摘むには少し高い。
「随分高い木だな。今日は、私たちが摘もう」
「じゃあ、私たちはお茶の準備してるね」
バッシュとバルフレアとヴァンが作業に勤しんでいる間、トビーたちは少し離れた木陰にシートを広げ、腰を下ろした。
パンネロが、う~んと大きくのびをひとつしてシートに倒れる。
「平和ねぇ・・・」
心地よい風に目を閉じていると、ふいに、ゴーと地鳴りのような音が響く。パンネロはガバッと起き上がる。
「ねえ、何か聞こえる」
「え?」
その時、遥か彼方から土煙とともに緑色の何かが迫ってくるのがわかった。
ヴァンたちもそれに気づき、手をとめる。
「なんだよあれ!!」
「モルボルの大群だ!!」
「トビー、逃げろーーー!!って、おいーーっ!!」
バルフレアが叫びかけたが、4人ともとっくに逃げていた。
「仕方ない、やるぞ!!」
「え~俺、丸腰だよ」
「お前なぁ・・」
魔法ぐらい使えんだろとぼやくバルフレアの横で、バッシュは剣を抜く。
「私が引き付けるから、その間に逃げるんだ」
「ひとりだけいいカッコすんなよ」
と、バルフレアも銃を抜く。
「ーーあっ!!!」
モルボルの吐き出した毒が、津波のように凄い勢いで迫ってくる。
「まずい、俺たちも逃げたほうがーーー」
だが、あっという間に紫色の毒に包まれた。
「しまったーー!!」
「うわーーーっ!!」
「くっーー!!」
3人は、モルボルの毒を吸い込み、倒れた。
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