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ここにこうして突っ立っていてもはじまらない。
アーロンは上着を肩に掛け、海沿いの道を裸足のまま歩き出した。
アイツの家の場所を正解に聞いていたわけではないが、ブリッツの選手として有名だとほざいていたから誰かに訊ねればわかるだろう。
しばらく歩いていると前方から歩いてくる子どもを見つけた。すれ違いざまに声を掛ける。
「おい、坊主」
「うわっ!なんだよ、オッサン」
金髪の、見るからに生意気そうな子どもだ。
「この辺りに、ジェクトという男の家はないか。ブリッツボールの選手なんだが」
「あんた・・アイツの何?」
「おまえが、ティーダか?」
長身のアーロンを怯みもせずに睨みつけてくる子どもに、ふと笑みが漏れた。
「俺はジェクトの悪友だ」
「アイツの友だちがなんの用?アイツなら死んだよ」
「お母さんはどうしている?」
アーロンの問いにティーダは黙り込み、俯いてしまった。アーロンはしゃがむと肩に手を置いた。
「俺は、ジェクトに頼まれて様子を見に来た。怪しい者じゃない」
ティーダは泣きそうな顔で、アーロンを見た。
「お母さん、入院してるんだ」
「・・容態は?」
ティーダは答えずに、手をギュッと握った。
「そうか・・」
それから数日して、ティーダの母親が亡くなった。
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