猫とアーロン
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【猫とアーロンとティーダ】
「なんだ、帰ってたのか」
家の中が静かなので、てっきりまだ、帰ってないものと思っていた。
「う、うん!」
アーロンに後ろから声を掛けられて、思わず肩がこれでもかと跳ね上がる。
「み」
「? ティーダ、何だ?」
「あ、アーロン!俺、腹減った!」
「・・そうか」
アーロンがキッチンに消えると、急いでバッグに隠していた子猫を外へ出す。
「み~」
ティーダの顔を見ると、か弱い声で鳴いた。
そっと床に降ろし、頭を撫でる。
子猫は気持ち良さそうに顔を平たくすると、喉をごろごろ鳴らした。
「静かにしてろよ。見つかったら・・」
その時、キッチンからアーロンが戻ってきた。
慌てて向きを変え、背中に猫を隠す。
「ティーダ、おやつだ」
そう言ってアーロンが差し出したのは、ミルクの入ったカップに、同じく小皿。
「・・バレバレ?」
「当たり前だ。さっさとやったらどうだ?腹を空かしているんだろう?」
ミルクの匂いをかぎつけ、首を長くしている。
「飼ってもいい?アーロン」
アーロンを見上げて、頼み込む。
それを見たアーロンは、思わず苦笑した。
「いいも何も、ここはおまえの家だ。俺に遠慮する事はあるまい」
アーロンはしゃがんで、子猫の前にミルクの入った皿を置いた。
ティーダの手にカップを持たせると、ミルクを舐めている子猫の頭を撫でた。
「アーロン、ここは俺のうちじゃないよ」
ティーダの言葉に、アーロンは怪訝な顔をした。
「俺と、アーロンのうちだよ」
上目づかいに睨みつけるティーダに、アーロンは微笑んだ。
「・・そうだな」
まだ睨んでいるティーダの頭を、ゴツゴツした大きな手で、少し乱暴に撫で回した。
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