猫とアーロン
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【猫とアーロンとユウナ】
「アヤさん、ただいま!」
アーロンに抱き上げられたユウナが、元気に言った。
今は、ユウナやブラスカと一緒には暮らしていないが、出迎える時は『いらっしゃい』ではなくて『おかえりなさい』だ。
「おかえり、ユウナ。夕飯出来てるよ」
「運ぶのお手伝いする~」
ユウナを降ろすと、アーロンは着替えるため、寝室へいった。
ベッドの上で丸くなっているジーンが、大きなあくびをしながら目を覚ます。
アーロンの姿を見ると伸びをひとつして、跳ねるように足元にじゃれついた。
「待っていろ、今、合わせてやる」
部屋着になると、片手でジーンを抱き上げた。
居間のテーブルには夕飯が並べられ、ユウナとアヤが待っていた。
アーロンの大きな手に、ちょこんと乗っている子猫に、ユウナは目を輝かせた。
「にゃんこさん!」
「ジーンだ」
「ジーン?ユウナだよ。よろしくね」
膝にジーンを乗せると、ユウナが嬉しそうに言った。
「ジーンは、ユウナとお揃いだね」
「どこがお揃いなんだ?」
ふたりの向かいに座ると、アーロンは訊ねる。
「目がお揃いなの!」
ユウナの青と翠。
ジーンの青の金。
ジーンを抱き上げ顔を寄せると、花のように愛らしく笑う。
「ふたりとも、綺麗な目だね」
「そうだな」
食事が終わった後も、ユウナはジーンから離れなかった。
一緒に寝ると、ジーンを抱いたまま寝室へいった。
「すっかり懐いたな」
「うん。ジーンも遊び相手が出来て、良かったんじゃない?」
「そうだな。アヤ・・」
寝室へ行こうとした、アヤの腰を抱き寄せる。
「ユウナの前じゃ、出来ないだろ」
「もう・・」
頬を薄く染め、目を閉じる。
アーロンは、顔を斜にしながら目を閉じようとした。
その視界に、ジーンを抱いたユウナが映った。
「ユ、ユウナ!」
ふたりは慌てて離れた。
ユウナの大きな瞳と、胸の前で抱えられたジーンの丸い瞳が、アーロンとアヤを見上げていた。
「おやすみなさいを言うの忘れてたの。おやすみなさいアーロンさん」
ユウナは、ぴょこんと頭を下げた。
「あ、あぁ。おやすみ、ユウナ」
「いけない、お父さんに『ふたりのじゃまをしてはだめだよ』って言われてたんだ」
そう言うと、パタパタ走っていった。
「ユウナ・・わかって言ってるのかな・・」
「いや・・わかってないだろ」
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