対決チョコボイーター ジェクト編
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いつもは召喚士としての特権など使わぬブラスカだったが、この日だけはそれを利用し人数分の個室をとった。
夕食も気まずい空気を引き継っていたが、ジェクトの食欲を妨げる程ではなかったらしい。
アヤは部屋に戻り、風呂に入った。
貴重な入浴時間の間も、昼間のことが頭から離れない。
アーロンとの口喧嘩はしょっちゅうだったが、今日のはいつもと違う気がする。
ジェクトが怖かった。アーロンもそこに戸惑っていたように見えた。
風呂から上がり、髪を拭いていると窓の外を誰かが横切る。思わずタオルを持ったまま廊下を出ると、ブラスカと鉢合わせした。
「アヤ、どうしたんだい?そんなに慌てて」
「今、窓の外にジェクトがいたみたいだったから・・」
段々小さくなるアヤの声にブラスカは優しく言った。
「アヤは何も心配しなくていいんだよ。おじさんのことはおじさんに任せなさい。さぁ、風邪をひくといけない。部屋に戻りなさい」
アヤの持っているタオルを肩に掛けると、そのまま外へ出て行った。
アヤは大人しく部屋に入った。
ブラスカは外へ出ると、満天の星を見上げ呟いた。
「アヤに心配をかけるなんて、悪いおじさんだね」
草の上にあぐらをかいているジェクトを見つけ、近寄った。
「眠れないのかい?ジェクト」
いきなり声を掛けられてジェクトの肩がわずかに跳ねた。
「ブラスカか・・脅かすなよ。なんだよ、説教か?」
言葉とは裏腹に、顔はすまなそうに笑っている。
「いや、ザナルカンドの話が聞きたくなってね。聴かせてくれるかい?」
てっきり昼間のことで説教でもしに来たと思っていたジェクトは拍子抜けした。
いっそのことその方が気が楽だったかもしれない。
気づかわれ心配され、日が経つ程にコイツ等が好きになっていく。そうなれば、別れが辛い。
ジェクトは立ち上がると大きく伸びをした。
「その話はさ、アーロンとアヤもいる時に、じっくり聴かせてやるよ」
「あぁ、楽しみにしているよ」
旅行公司に戻ろうと歩き出したブラスカの後ろでジェクトが呟く。
「明日、アーロンとアヤに謝る。心配かけてすまなかったな」
ブラスカは静かに微笑んだ。
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